〜フリーランスになる前にしておくべき5つの事前準備〜

1. 賃貸契約

フリーランスに転向しよう!と思って会社を辞めてたらまず、社会的信用が落ちるのは当たり前のことですが、

何かの契約を結んだりローンを組む時など、信用が低いと審査が通らなくなります。

一定の収入が保証されていたり、社会人としての地位がある、もしくは親のどちらかがまだ働いている場合は容易な賃貸契約が、フリーランスになった途端に難しくなります。

特に両親がすでに定年で引退している場合などは保証人の信用も低くなるので、もし近々に引っ越したいと考えているのなら、退職前にしておくのが賢いでしょう。

最近は保証人なしで借りられる物件もありますが、その数も限られているので、独立前に済ませておくのが吉。

2. ローンを組む(住宅/車/医療/その他)

前項の賃貸契約と同じ理由ですが、ローンを組むにも社会的信用が必要です。

安定した収入が入ってきて、毎月きちんと返済できるという保証がなければ審査が通りにくいことは明らかです。

独立してすぐに安定できるという保証は無いのでしょうがないですね。

もし車の買い替え、住宅購入、歯科矯正、脱毛、料理教室…など何かしらのローンを組みたいと思っている場合は、フリーランス転向前に済ませておきましょう。

審査の厳しいクレジットカードの申し込みも然りです。

3. SNSの専用アカウント/自社サイトの作成

フリーランスになる前に準備しておけば独立後すぐに運用できるので、ツイッター・フェイスブック・インスタグラム等のアカウントは事前に作っておきましょう。

そして一番時間がかかるであろう自社サイト作成。

自作するにしろ外注するにしろ時間がかかるものです。

「フリーランスになりました!」と公言するときに既に有るのと無いのとでは注目度も変わってきますので、事前に作っておくことをおススメします。

フリーランスには人脈が命なので、SNSなど人と繋がるツールを事前にいくつか持っておくと人も仕事も集まりやすいです。

4. 各種手続き

フリーランスになるにあたって必要な公的手続きも少なくありません。

期限が決められているものもあるので、後々焦って届け出なくて良いよう、あらかじめ準備しておきましょう。

開業届と青色申告承認申請書の提出

独立したらまず最初に届け出なければいけないのが、開業届青色申告承認申請書です。

フリーランスとして仕事を始めたらまずは個人事業主としての手続きを行うことになるので、

個人事業主」として働くということを税務署に届け出る必要があります。

これは開業する時点で提出すれば良いので、必ずしも事前にしておく必要はありませんが、すべて揃えておくとスムーズに始められます。

ちなみに独立して自身で事業をするわけでないのなら、開業届は不要です。

例えばフリーランスの演奏家など仕事の以来を受けてエキストラで仕事に行くような人は、

確定申告はもちろん必要ですが、開業してるわけではないので届け出る必要はありません。

開業届の提出期限は、開業日から1ヶ月以内

青色申告承認申請書の提出は、開業日から2ヶ月以内

国民健康保険の継続・変更手続き

フリーランスの人の多くが入っているのが国民健康保険ですが、フリーランスが加入することのできる健康保険は主に次の3つ。


  1. 国民健康保険に加入する
  2. 家族の健康保険組合の扶養に入る(年収130万円以下の場合)
  3. 以前の勤務先の健康保険を任意継続する(以前会社勤めをしていた場合)

もし年収が130万円以下ならば、家族の扶養に入るのが一番お得です。

もしそれ以上の給料が得られる場合は個人的に国民健康保険に切り替える必要があります。

そして以前勤務してた時の健康保険を継続することもできます。これを利用するメリットは、扶養家族の保険料を負担してもらえる、ということ。

家族の保険料を払わずに済むので、世帯持ちの人には国民健康保険よりもお得になります。

そのほかに国民健康保険組合に加入するという方法もありますが、加入できる業種がかなり限られています。

国民年金の加入

一度会社員や公務員になってからフリーランスへ転向する場合は、今まで支払っていた厚生年金から、国民年金へ切り替えることになります。

フリーランスは厚生年金には加入しないので、近くの国民年金窓口で移行手続き行います。

国民年金への加入は義務なので、忘れずに手続きをしておきましょう。

5. プロフィールと名刺作り

フリーランスで活動するということは “「自分自身」を売る” ということ。

どんな人間でどんな経歴で何をしてきた人なのか、自分の魅力、強みを存分にアピールできるプロフィールを準備しておきましょう。

プロフィール写真、アーティスト写真なども撮っておくと良いですね。

時代はデジタルな世の中ですが、名刺もまだまだ持っておくと仕事につながることがあるので、作っておくと便利です。

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