最近日本でもよく聞くようになったLGBT。
2017年10月1日にドイツでは同性婚が認められ、法的に婚姻できるようになりました。
日本では増えつつもまだあまり公になっていない同性愛、同性婚とヨーロッパのLGBT事情について今回はシェアしてきたいと思います。
『Ehe für alle =すべての人に結婚を』
2017 年 7 月 20 日に“Gesetz zur Einführungdes Rechts auf Eheschließung für Personen gleichen Geschlechts” 「同性愛者のための婚姻締結の権利を導入する法律」が成立、同年10 月 1 日から施行され、
これによりドイツは世界で23カ国目の同性婚合法国となりました。
もともと2001年にEingetragene Lebenspartnerschaftというパートナーシップ協定というものができていて、
結婚まではいかなくても異性同士カップルと同等の権利が認められる待遇はあったドイツですが、
ヨーロッパの真ん中に位置する、ヨーロッパで最も人口の多いドイツで同性婚が認められた影響はかなり大きいです。
メルケル首相がとあるレズビアンカップルと会合したことをきっかけに、LGBTの人への考え方が変わり、『Ehe für alle =すべての人に結婚を』 が実現されることとなったそう。
ヨーロッパにいると同性カップルの姿をよく見かけます。
一般人でもカミングアウトしている人は多く、日本と比べても大分オープンに生きやすい環境であると感じます。
フランスやオランダは特にLGBTに理解のある国のように感じますね。
私の周りにもLGBTの友達はたくさんいて、みんな特に隠すことなく生活していますし、それに対して抵抗のあるような人は見かけません。
日本でももう少し生きやすい世の中になればいいですね。
同性婚でも養子を持てる
そして法的に結婚できるようになったため、経済的にも夫婦としての税待遇を受けれるようになったり、養子縁組の子どもを受け入れることも可能になりました。
同性婚が認められる前は、パートナーのうちどちらかの実子しか育てることを認められていませんでした。
キリスト教徒の同性婚
ドイツの国民の55%がカトリックやプロテスタントのキリスト教徒です。
本来キリスト教では同性婚は禁止されていますが、最近では若い層はキリスト教で同性愛者の人はたくさんいます。
ドイツでも全員が毎週礼拝に行ったり深く信仰しているわけではなく、たとえ両親が信者だとしても、無宗教と名乗る人も多いです。
法的に同性婚を認めている国
日本でも2019年6月に同棲婚に関する議案が出ましたが、それが可決されて発足されるまでにはまだまだ時間がかかりそうですね。
ちなみに同性婚が認められている国は以下(※現時点で)
ドイツ、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、スペイン、ポルトガル、フランス、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイスランド、デンマーク、イギリス、アイルランド、カナダ、アメリカ合衆国、コロンビア、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、南アフリカ、ニュージーランド、台湾
台湾ではアジアで初めて同性婚が認められ、受理がスタートしましたよね。
日本も「結婚するために日本から出る」なんてことをしなくて良い国になれば良いなと思います。
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