日本語とドイツ語のちょっと面白い違い

ドイツ語を勉強する日本人と日本語を勉強するドイツ人はある一定の場所に到達すると、同じ疑問を持つようになると思います。

これは同じ言い方をするのか、はたまたこれは全然違うじゃないか!というように。

今回は、日本語とドイツ語のちょっと面白い違いをシェアします。

お茶する or Kaffeepause machen

ちょっと休憩したいなあ…というとき、日本では「ちょっとお茶しない?」と誘うことが多いですよね。

こういう場面、ドイツではお茶でなく、コーヒーなのです。

Machen wir eine kleine Kaffeepause?「コーヒー休憩しない?」

どちらで聞かれても好きなものを飲めば良いんですけどね。

イギリスではやはりお茶になるのでしょうかね?

1個/1枚/1本 or ein/eine/eines

よくドイツ語は難しいと言われますが、その理由のひとつに冠詞の種類の多さが上がると思います。

名詞の姓や格によって冠詞を使い分けるので、はじめの段階で挫折する人も多いです。

ですが外国人にとっての日本語も同じぐらい難しいのです。

物の個数を数える時、物によって1個、1枚、1本、1匹、1人、1羽…など単位が変わりますよね。

ドイツ語でも、

「1枚の紙」は “ein Papier”、「2枚の紙は」“zwei Papiere

「1冊の本」は “ein Buch”、「2冊の本」は “zwei Bücher

など、冠詞以外にも語尾が変化したりウムラウトがついたり複雑です。

なんでそんな変化するの?例外が多い…と思うかもしれませんが、日本語だって

人間以外の哺乳類はみんな「匹」だけど、ウサギは「羽」だよ、と例外を言えばなぜ?ややこしい…と思われるのです。

英語がとても楽に思えてくるという点では共通しているのかもしれませんね。

「しなかったですか?」or Hast du gemacht?

日本語では、何か質問をするとき、「〜しましたか?」「〜しなかったですか?」の2種類を同じ意味で使うことができます。

例えば友達の家に傘を忘れたとします。

友達に、「私傘忘れてなかったかな?」「傘忘れていませんでしたかね?」と否定の過去形でも質問できるし、

「私傘忘れているかな?」と肯定の現在系で質問することもできます。

ですがドイツ語であれば、1パターンだけです。

“Habe ich meinen Regenschirm bei dir vergessen?”(直訳:私はあなたの家に傘を忘れましたか?)

「忘れていた」「忘れていなかった」の2通りのうち、なぜ日本語は「忘れていなかった」前提で質問をするのか、不思議ですが面白いですね。

まとめ

今回は短い記事にまとめてみました。

面白くなかったでしょうか?

面白かったでしょうか?

こんな違いもあるよ!という方はぜひコメント欄に投稿をお願いしますね。

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