「おごる・おごってあげる」はドイツ語で何と言う?4つの言い方

ドイツ人が日常で使うセンテンスのシリーズ第1弾の今回は、誰かとごはんへ行ったときに使える「おごってあげる」の言い回しです。

色々な言い方があるのでぜひとも覚えて、スマートに奢り奢られるようになっておきましょう♪

Ich gebe dir einen aus.

君に一杯おごってあげるね。

「奢る」を一言で言いたいときには、動詞 ausgebenを用います。

ausgebenは「支出する、支給する」という意味と、口語の「おごる、ふるまう」という意味があります。

ausgebenは分離動詞なので、平叙文にするときには文末にausをもってきます。

例文)「今日は君にビールを一杯おごってあげるよ。」

Ich gebe dir heute etwas aus.

「もし私が試験に合格したら、何かおごってくれる?」

Wenn ich die prüfung bestanden habe, kannst du mir etwas ausgeben?

Ich spendiere dir einen.

君に一杯おごってあげるね。

「おごる」という意味の動詞は、ausgebenのほかに spendierenがあります。

spendierenという動詞には「奢る、気前よく支払う」という意味があります。

使う頻度はそれほど高くない動詞ですが、もし誰かに “Ich spendiere dir!”と言われたとき、即座にDanke!と言えるように覚えておくといいですね。

Ich lade dich auf ein Glas Bier ein.

君にビールを一杯おごってあげるね。

「おごる」と一言で言うと少し直接的な感じがしますが、もう少し遠回しで恩着せがましく聞こえないように言い方もあります。

それが、動詞 einladenを使った言い回しです。

einladenは「招待する」という意味の動詞で、前置詞 auf +4格(もしくは zu +3格)とともに使うと、「〇〇のために招待する」=「〇〇をおごる」という表現になります。

この言い方はバーやレストランなどで日常的によく使います。

例文)「今日は君たちにワインを一杯ごちそうするよ。」

Heute lade ich euch auf ein Glas Wein ein.

Ich bezahle für dich.

君のために私が払うね

最も直接的な言い方になりますが、「支払う」という動詞 bezahlenと「〜のために」という意味の前置詞 fürを使って「誰々のために支払う」という言い方もできます。

例文)レストランなどでのシチュエーション

店員:Zusammen oder getrennt?「お会計はご一緒ですか、別々ですか?」

A & B:Zusammen bitte. 「一緒でお願いします。」

A:Ich bezahle.「私が払うよ。」

B:Danke dir! 「ありがとう!」

ドイツ人男性はあまりおごらない?

ドイツ人と日本人のデートにおいて大きな違いのひとつに、「男性が女性におごる/おごらない」という文化の違いが見受けられます。

もちろん個人によりけりですが、日本では特に男性が女性におごるのはごく普通、もしくは当たり前のように思われていますが、ドイツではそのような文化はほとんどありません。

友達同士でも恋人同士でも個別に支払う場合がほとんど。

私がドイツの大学に通っていたときも、ドイツ人の友達とは対等でしたが、イタリア人の男友達はみんな会うといつもコーヒーをおごってくれたので、やはり国民性の違いがあるのだなぁと感じました。

そういう点では日本とイタリアは似ているのかもしれませんね?

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