ゲーテドイツ語試験合格のためのおすすめ教材と活用法

ドイツ語の試験にもたくさん種類がありますが、日本で一般的なのは

  1. ドイツ語技能検定(独検)
  2. ゲーテドイツ語検定試験

この2つです。

その他のドイツ語検定の種類については以前の記事でまとめているのでそちらを参照してください。

今回はこの中の、ゲーテドイツ語検定試験の準備・対策におすすめの教材を紹介していきたいと思います!

Testbuch(テスト問題集)

ゲーテは世界で最も有名なドイツ語教育機関です。

日本にもドイツ語教室が設置されており、日本にいながらゲーテのドイツ語コースに通う人もたくさんいます。

もちろん他の教育機関や独学で勉強している人でも試験は受けられますし、教材を購入することも可能です。

そんな試験機関のゲーテが出版しているテキストはやはり試験準備に一番役に立つアイテムです。

ゲーテからは練習問題集(Übungsbuch)とテスト問題集(Testbuch)の2冊が出されています。

その1冊がこちら。

こちらは模擬テストに特化したタイプのテキストで、実際の試験と同じです。


  • Lesen 読解
  • Hören 聞き取り
  • Schreiben 書き
  • Sprechen 口頭

の4つの試験の問題が用意されています。

もちろんHören用のCDも付属されていますので、予行練習に使うのに最適です。

また、SprechenやSchreibenのアウトプット系の試験の回答例は実際に使える言い回しや表現がたくさんあるので、かなり参考になります。

自己紹介や自分の意見を言う言い方だったり、定型文を覚えておけば実際の試験でどんなテーマが出ても使えるものもあります。

Übungsbuch(練習問題集)

もうひとつはこちら。

こちらは練習問題集なので、過去問とは違いますが試験と同じ形式の問題が載っているので、予行練習に使うのにぴったりな教材です。

上記のTestbuchと違う点は、模擬テストに加えて語彙集やその他文法の練習問題も加わっているのでとてもやりごたえのあるボリューミーな内容となっています。

書き問題(Schreiben)の模範解答も実際の試験でに使えるような表現を参考にできます。

対策本としてこれ1冊あればいいのではないかと思うくらい使えます。

聞き取り強化のための教材

Lesen(読解)、Hören(聞き取り)、Schreiben(書き)、Sprechen(口頭)の中で多くの日本人が苦戦するのはHörenとSprechenです。

読解や書き問題は高校入試、大学入試のための英語学習の経験から慣れている人も多いと思いますが、この「聞き取って、話す」という作業に苦手意識がある人が多いように思います。

かの私もそうでした。一番初めに受けたB1の試験ではLesenとSchreibenだけ合格し、HörenとSprechenだけ落ちてしまいました。

逆に他のヨーロッパ人やアメリカ人、南米人などは聞き取れるし話せるけど読解と書きが苦手、という人が割合多いように思います。

言語学習の入りが「耳から入るか」「頭から入るか」によって変わるのだと思いますが、「話せるけど文法がぐちゃぐちゃ」な外国人と、「文法は完璧だけど聞き取れず話せない」日本人をたくさんみてきました。

そんな聞き取りと会話の伸ばしたい日本人におすすめなのが、こちら。

以前のおすすめドイツ語教材の記事でもご紹介しました。

この「初級」を使うのがコツです。

中級・上級編の文法も理解できるという人でも一度初級で聞き取り、シャドーイング、書き起こしの練習をしてみてください。

簡単な単語と、たった3語からなる文を聞き取ることから始めます。

単純に一つの単語の発音を覚えるだけでなく、文章になって他の語とくっついた時の発音など耳で聞いて覚える訓練をします。

私のおすすめの活用方は、


  1. 付属CDの流して、聞き取り、紙に書きおこす
  2. 自分が正しく聞き取って書けているかを確認する
  3. 付属CDを流して、テキストを見ずにシャドーイングする
  4. 最後にテキストを見ながらCDを聴く

これを全ページ完璧になるまでこなすと、ほとんど聞き取れるようになります。

自分が話せることを聞き取れない人はいないので、口から覚える、口を鍛えるというのはとても有効だと思っています。

初級が終わったら、中級・上級に進んで強化していくのも有効ですね。

まとめ

以上、ゲーテドイツ語検定試験の対策におすすめの教材と活用方法についてシェアしました。

これらはゲーテ以外の試験、telcやInlingua、オーストリア政府公認ドイツ語能力検定試験にも応用できる内容です。

これからドイツ語の試験を受けるという人に役立てばと思います。

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