ドイツの伝統ケーキとお菓子

日本では様々な系統のケーキが売っていますが、ドイツではドイツの伝統ケーキ以外置いていないお店が多いです。

お隣フランスのケーキなども売っているお店はあるものの、かなり限られており、基本ドイツ人はドイツのケーキを好んで食べています。

そんなドイツの伝統ケーキは日本でも売られていることが多いので、今回は有名なドイツケーキをご紹介してみます。

TorteとKuchen

ドイツ語でケーキをさす単語は二つあります。

Torte(トルテ)はタルト、Kuchen(クーヘン)はその他のケーキ全般をさします。

ザッハトルテ Sachertorte

ザッハトルテはドイツというより、オーストリア 発祥のケーキですが、元々は同じ国なので、もちろんドイツでも有名です。

ウィーンにあるホテル、Sacher(ザッハー)に勤めるパティシエが生み出したケーキなので、ザッハーのケーキということで、ザッハートルテと呼ばれています。

私もオーストリア旅行中にザルツブルクとウィーンで計3回も食べてしまい、さらに空港でも木箱に入ったホールケーキが売っていたので買って帰ったぐらい、美味しかったです。

もちろん近年はホテルザッハー以外のお店でもザッハートルテは売っています。

ウィーンのコーヒーの上にフォームミルクが乗ったWiener Melangeと一緒に食べるのがおすすめです⭐︎

バウムクーヘン Baumkuchen

バウムクーヘンはおそらくドイツ人より日本人の方がよく食べていると思われるドイツ菓子の一つです。

ドイツの地方発祥の焼き菓子で、何重にも生地を巻きつけて作られており、断面が木の年輪のように見えることからBaum(木)Kuchen(ケーキ)と名付けられました。

ドイツではすべての地方で買えるわけではなく、むしろ売っているお店はかなりレアです。

ドイツでは日本と違い、その土地のものを全国展開することが少ないので、その地の名産はその地で味わうというのが主流です。

一度だけシュトゥットガルトのパン屋さんでクリスマスシーズンに販売しているのを見つけたことがありますが、数年間住んでその1度した目にしたことがありません。

へ行く機会があればぜひ本番の味を食べてみてください。

シュトローゼルクーヘン Streuselkuchen

Streusel(シュトローゼル)とは、ドイツ語でそぼろ状にする、散らすなどという意味の単語です。

小麦やバター、砂糖などを混ぜてそぼろ状にしたものを上に載せて焼いたチーズケーキのことを、Streuselkuchenといいます。

食べているとポロポロ落ちてくるので食べにくいですが、とっても美味しいです。

ドイツのケーキの中でも上位にランクインするくらい好きです。

ケーゼクーヘン Käsekuchen

ケーゼクーヘンは、いわゆる普通のチーズケーキです。

ドイツのチーズケーキは本当にシンプルなベイクドチーズケーキのような感じです。

ドイツで甘すぎないケーキを求めるなら、これ一択です。

またドイツは乳製品がとっても美味しくて、ドイツのチーズはの種類も豊富で濃厚で美味しいので、おすすめです。

アプフェルクーヘン Apfelkuchen

Apfelkuchenはリンゴケーキのこと。

日本のケーキ屋さんにはリンゴケーキってあまり置いていないですよね。

ドイツではApfelkuchenはほとんどのケーキ屋さんにあるってぐらい、定番のケーキです。

味は想像通りな感じですが、これまた甘すぎず素朴なリンゴの甘味を感じれるので、美味しいです。

家庭でもよく作られるケーキのひとつですね。

ルバーブクーヘン Rhubarbkuchen

みなさん、そもそもRhubarb(ルバーブ)をご存知でしょうか?

私は日本では見たことがないのですが、日本語ではショクヨウダイオウと呼ばれている植物です。

赤い茎にほうれん草の葉のようなものが付いていて、これがケーキになるの??と思ってしまう見た目です。

ドイツではこれをケーキにしちゃいます。

学食などでも売っているので、ドイツ人の友達に聞くと、ルバーブクーヘン知らないの?と驚かれました。

味は少し酸味のあるフルーツのような感じで、なんとも例えづらい味でしたが、ヨーロッパ人は好きな人が多いです。

ジャムなどにして売られていることもあります。

シュトーレン 

シュトーレンはクリスマスに食べるケーキとして知られていますが、どちらかと言えばパンの部類に入ります。

昔のドイツではクリスマスをカウントダウンしながら毎日一切れ食べるという習慣がありました。

近年に本でも流行ってきていますよね。ドイツではいつもシーズンになると、パン屋さんやクリスマスマーケットなどで売り出されます。

まとめ

ドイツの伝統ケーキをご紹介しました。

ちなみにドイツのケーキ屋さんでは、日本のようにお持ち帰りのケーキを箱に入れてくれることはなく、紙皿の上にケーキを倒した状態にして、その上から薄い紙袋のようなものに入れてくれます。

紙袋にクリームが染み込むので帰ってすぐに食べなければいけないので、日本のケーキ屋さんはすごいなぁと買えるたびに思います。笑

なにはともあれ、ドイツはコーヒーやハーブティーも有名なので、一緒に食べてみるのもいいですね。

この中には日本で売っているものあるので、ご興味ある方はぜひ試してみてくださいね!

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