ドイツ語を喋れるようになる方法【3ステップ】

以前、大人になってから語学を習得する方法についてシェアしましたが、今回はドイツ語にフォーカスして、どのように私がドイツ語を喋れるようになったのかをシェアしたいと思います。

はじめに言っておきたいことは、正しい方法でコツコツ勉強を続けると、必ず例外なく誰もが喋れるようになるということ。

ドイツ語は難しいと思われがちで、実際簡単とは言いませんが、実を言うと私にとっては英語よりも早く習得できた言語です。

発音や読み方がほぼローマ字読みなので、日本人にとってはとっつきやすいんですね。

そんなドイツ語を効率よく習得する3ステップを紹介していきます。

1. 文法を一気に固める

ドイツ語学習で一番大事なことは、「文法を固める」ということ。

なぜかというと、ドイツ語には英語やフランス語と比べても、文法上覚えておかなければ文章が作れなくなる「規則」がたくさんあるからです。

それをうろ覚えで進めていくと、いつまで経っても使えない、意味は理解できるけど喋れない、という状態に陥ります。

実際に基礎をきちんと固めてこなかったから留学して数年経っているにも関わらずまだ喋れていない人を何人も見てきました。

そうならないためにも、また後々習う難しい文法を理解するためにも、基本的な文法はきっちりと頭に入れておきましょう。

定冠詞・不定冠詞の活用、人称変化、動詞の活用はきっちり覚えるようにしておきましょう!

〜継続的に語彙を増やす〜

「文法を一気にやる」のと同時進行で単語を覚えて語彙を増やす作業も一緒に行いましょう。

最初は文法学習で出てきた新しい単語を覚えていき、徐々に単語帳などを使って語彙を増やしていきます。

それもたまに集中してやるより、毎日数単語ずつコンスタントに覚えていく方が忘れにくくなります。

人間の脳は2週間以内に復習されたものは長期記憶しやすくなるので、2週間ごとに復習すると効果的です。

そして大事なことは、名詞を覚える際は必ず名詞の性(男性・女性・中世)も合わせて覚えるようにすること。

これをあやふやに覚えてしまうと、文章を組み立てられないし、形容詞や関係代名詞も言えなくなってくるので、

der Käse、die Zeit、das Kind というように定冠詞と一緒に口に出して暗記しましょう。

私は毎朝その日覚える単語を20〜30個メモに書いて持ち歩き、寝る前に覚えられたかどうかを確認。

覚えられなかった単語は次の日へ持ち越し、また新たに20〜30個をメモに書くということを繰り返していました。

いくつかの単語だけでも頭に入れていると、移動中やバイトしている時などメモを見れない時でも頭の中で反芻するだけでも覚えられたりします。

2. 独り言を言う/日記を書く

ファーストステップはインプットについてでしたが、ある程度インプットされたら次は練習のステップ、アウトプットを行います。

アウトプットの方法は、問題集を解いたり、実際に会話したり、文章を書いたりとたくさんありますが、私がオススメするのは


  • 独り言を言う
  • 日記を書く

という2つの方法。

まだ頭にドイツ語のきまりや知識が詰まっただけの状態なので、それを実用して使えるようにしていく作業がこのステップ2。

どれだけ文法を覚えたからと言って、「ではドイツ人と会話してください」と言われてもいきなりは話せませんよね。

なので、まずは “自分の言いたいことをドイツ語で組み立てる” ということをできるように練習します。

そのために独り言や日記というのは最適のツールなんですね。

間違えても訂正できる、わからない単語は調べられる、というのが会話と違う点です。

会話をする

そして最終ステップは実際に会話をすること。

独り言や日記では使わないであろう質問や受けごたえ、リアクションなども会話練習で身につけられます。

何よりも自分以外のドイツ語の発音を聞くことが大事です。

もし間違えて覚えていたり伝わらない発音があったら、会話練習を通して気づくことができます。

リスニングの練習はしないの?と思われるかもしれませんが、人間は「自分が知っている単語や喋れる内容」は聞き取ることができるので、

会話練習や独り言の過程も実はリスニング能力につながっています。

ドイツ人が周りにいなくても、最近は“Hello Talk”という語学学習アプリやオンライン会話で日本にいながら会話をすることはできます。

もしくは外国語大学などでタンデムパートナーを探すという手もあります。

最後に

今回はドイツ語を話せるようになるための具体的な勉強法についてシェアしました。

B1やB2などの試験を受けるとなると、読解・書き・喋り・聞き取りの4つのテストを受けることになります。

そういった試験対策は別で強化してくことが必要になりますが、基本的な「話す」ということができるためのプロセスとしてこのステップを実践してみてください。

試験対策についてはまた別の記事にしたいと思います!

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