独検1級対策におすすめの教材6選!【ドイツ語技能検定試験】

年に2回行われる独検1級の試験もあと1週間に迫ってきました。

独検は5級〜2級までの試験は頻繁に開催されているものの、準1級と1級は夏・冬の年2回のみの開催です。

特に1級は難易度が高く合格率もとても低いので、半年かけて準備しても間に合うか…という人が多いですよね。

しかしちまたには独検1級に対応している単語帳や熟語・イディオム集などは残念ながら一冊もなく、対策本という名の過去問が2冊あるだけです。

なので今回関西中の本屋さんとネットで探しまくって見つけた、上級ドイツ語の勉強に使えて独検1級・準1級の対策になるおすすめ教材を紹介したいと思います。

これらは実際に私が独検1級対策に使っていたものたちですので、独検1級にこれから挑戦しようという方の参考になればと思います!

問題集

独検過去問題集 2級・準1級・1級

これは独検を主催している公益財団法人ドイツ語学文学振興会が出している公式の過去問です。

この一冊に2級・準1級・1級の前年度の問題が収録されています。

内容としては、問題・解答・回答用紙とともに解説もついているので必ず試験前に一度は解いておくべきですね。

独検の公式HPにもその他の過去問やサンプル問題などが掲載されていますが、それには解説はついていません。

なのでまずはこちらの過去問集を解いて、問題の形式に慣れてから他の過去問を解いてみると良いですね。

独検対策 準1級・1級問題集

こちらは過去問をもとに作られた対策本です。

準1級と1級の両方が載っていて、いろいろな年の過去問の中から選ばれた問題と解説、回答の手引きや重要な表現などが載っているので、独検対策本としては一番マストな教材です。

審査基準や受験対策、勉強方法なども載っているのでその辺の情報も参考になります。

語彙を増やすための教材

ドイツ語定型表現365

今までドイツ語の中級〜上級レベルの単語・熟語帳を見つけられたことがなかったのですが、これが唯一それに相当するのではと思っています。

日常でよく使う定型表現や構文、熟語、ことわざなどが載っていて、効率よく語彙を増やすのに一役買います。

こちらには、365の各表現につき4つの例文が載っているので、使い方やよく使う場面なども頭に入れられるので重宝しています。

口頭試験で使えるような内容も入っているので、言い回しを増やしたり表現の幅を広げるのにも役立ちます。

造語法で増やすドイツ語ボキャブラリー

これは効率よく語彙を増やすためにとても使える内容のテキストで、独検を受ける受けないにかかわらず、ドイツ語を学ぶ人全員におすすめしたい一冊です。

ドイツ語単語のルールや、前置詞・接頭辞や接尾辞の意味やなどがわかりやすくまとめられています。

例えば、“sehen”「見る」という単語でも

  • durchsehen 見通す
  • absehen 予測する、見通す
  • aufsehen 見上げる
  • übersehen 見渡す、展望する
  • besehen 注意深く見る、吟味する

…など、くっつく前置詞や接頭辞によって意味は変わるものの、どれも「sehen 見る」という単語に関連した意味になっています。

前置 aufは元々「上に」という意味があるので、aufsehenという単語を知らなくても、auf(上に)+sehen(見る)=上を見る、見上げる

という風に理解することができます。

前置詞や接頭辞それぞれの意味を知ればより覚えやすくなり、また知らない単語が出てきても意味を予測しやすくなりますよね。

このようなルールが網羅されているので、この1冊をやり終えてから上記の単語・熟語帳の暗記に入ると効率よく自身のボキャブラリーを増やせます。

ドイツ語リアルフレーズ

こちらは独検対策のために買ったものではなく元々持っていたのですが、上記のドイツ語定型表現365には載っていないことわざや慣用句などが豊富に紹介されています。

これ使うところある?と思うような恋愛フレーズなども載っていますが、ネイティヴが使う自然な言い回しを覚えられるので、自分で取捨選択して覚えています。

読解力をつけるための教材

ディスコースマーカー英文読解

こちらは英語の教材ではありますが、英文や独文に共通する、長文を読む上で理解しておくべきルールなどが紹介されています。

これを理解することで、難解な読解問題・長文の構成がわかるようになるので、文章の内容を論理的に理解できるようになり、読解力が上がります。

英語もドイツ語と同じゲルマン系の言語なので、共通しているところが多いので、長文読解が苦手な人にはこちらもおすすめします。

まとめ

以上6つのおすすめ教材と活用法を紹介しました。

級が上がるにつれて教材が少なくなって、対策しようにもどうすればいいのかという声をいただいたので、私が実際に独検1級対策に使っていた教材をまとめてみました。

1級はとにかく語彙力読解力が求められるのでまずは一次試験を突破できるようにコツコツと積み上げていくしかありません。

なので効率よく勉強できる教材や自分に合った勉強法を見つける力も大事になってきます。

独検1級の対策・勉強方法についてはまた別の記事でまとめようと思うので、またそちらも参考にしてみてください♪

その他のドイツ語学習・独学におすすめの教材は以前の記事で紹介しています!↓

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