みなさんエストニアという国がいま世界的に大注目されているのをご存知ですか?
ヨーロッパの小さな国がなぜこんなに注目されているのかというと、
実はエストニアは世界一のIT先進国なのです。
今回は実際に私が行ってみた上で感じた魅力と、エストニア人の友人達から聞いた情報を元に、エストニアの魅力を探っていきたいと思います!
エストニア共和国とは
そもそもエストニアってどこ?
という方も多いかもしれませんが、エストニアは北ヨーロッパに位置するバルト三国のひとつです。
フィンランドの南、ロシアの西に位置しています。
- 首都:タリン
- 公用語:エストニア語
- 通過:ユーロ
- 人口:132万人(沖縄より少ない)
- 国土:45,226km²(九州ぐらい)
- EU加盟国
- 旧ソ連領
1. ITが進んでいる
まずエストニアといえば近年は電子大国として知られていますよね。
あのSkypeのアプリを生んだ国としても有名です。
街でもキャッシュレスが徹底されていて現金を使う機会はほぼありません。
ITレベルにおいては国家単位で進んでおり、行政にも取り入れるぐらいセキュリティ面も非常に高いのです。
引っ越した際の住所登録なども市役所へ行かずともすべてオンライン手続きができてしまいます。
日本でいうマイナンバーカードのようなIDカードを15歳以上の国民全員が持っていて、自宅でそのカードをパソコンを使って読み込むと公的手続きができるようになっています。
最近ではeエストニアとも呼ばれていますね。
なぜエストニアがこんなにもIT開発が進んでいるのかというと、
ソ連に占領されていた時代、エストニアはソ連全体のITを担う管轄にされていました。
1992年のソ連が崩壊した後も首都タリンにはIT技術者やノウハウが残っていたので、エストニアはそのデータと技術を生かして早い段階からITに力をいれ、
物理的に占領されて、国家として生き残れる国作りを開始したわけですね。
ドイツ・デンマーク・スウェーデン・ロシアに占領されてきた歴史ゆえだったんですね!
2. 中世の街並みがそのまま残っている
首都タリンの旧市街は世界遺産に指定されていますが、建物のほとんどが昔のまま保存されているため、本当に中世にいるような気分になれます。
ドイツやフランスにも中世の建物は残ってはいますが、タイムスリップした感覚になれるのはタリンの旧市街ならではです。
というのもタリンの旧市街地には現代の建物やビルなども存在しません。
写真のような昔ながらのエストニアのレストランがあったり、なかなか中央ヨーロッパとは違った文化を感じることができます。
さらに旧市街地を見下ろすと茶色い屋根の家や教会など昔のまんまの景色を眺めることができるのも最高です。
3. 英語、ドイツ語、ロシア語が通じる
エストニアの学力はヨーロッパの中でも特に上位にランクインするほどで、語学に関しても複数の言語を話せる人が多いです。
英語に関しては話せない人はいないぐらい。
小学校ではエストニア語と英語はもちろん、ロシア語も必修だそうです。
ソ連やドイツに占領させていた歴史から、高齢の方はロシア語とドイツ語が話せる方が多いです。
ですがエストニア人の友人曰く、ロシア語は完璧にぺらぺらの人は多くなく、日本人の英語のようなレベルだそうです。(笑)
そして第二外国語として英語でなくドイツ語も選択できるらしく、友達は第二外国語でドイツ語を勉強したからロシア語より得意〜と言っていました。
日本人が旅行するには英語さえできれば全く問題なく生きていけます。
また、言葉だけでなくドイツやロシアの文化も色濃く反映されているのもエストニアならではですね。
4. おしゃれなカフェがたくさんある
エストニアにはスターバックスなどのチェーン店のカフェがありません。
ですが、エストニアにはおしゃれなカフェがたくさんあるんです!
そして物価が安いエストニアなので、1杯2ユーロほど。
カフェ巡りをするのもとても楽しいです。
ちなみにドイツで知り合ったエストニア人の友達は、「ドイツにはこういったおしゃれなカフェなんてないからドイツには住みたくないわ」 と言っていました。(笑)
5. 自然が豊か
エストニアの国土は日本の九州と同じくらいで人口は沖縄ぐらいなので、人口密度が非常に低いので、首都のタリンにさえも大きな公園や自然がたくさんあります。
そして気晴らしに散歩に行く人も多いそう。
タリンからバスで一時間ほど移動したところには、湿原の絶景で有名なラヘマー国立公園もあります。
時間があれば是非一度行ってみるのをおすすめします!
最後に
いかがだったでしょうか?
エストニアはまだまだ日本人にとっては馴染みのない国だと思いますが、私がこれまでに訪れたヨーロッパの中ではベスト3に入るおすすめの国です。
日本からの直行便はないので、フィンランドから飛行機か高速船を使えば1時間半とかで行けちゃいます。
ぜひ旅の候補に入れてみてくださいね!
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