今回初めて中国の大手航空会社、エア チャイナを使ってドイツへ行ってきました。
いつもヨーロッパへは日本航空(JAL)やルフトハンザ、オランダ航空をよく使用するのですが、中国の航空会社は安いけど実際どうなのかとずっと気になっていたAir Chinaを予約してみました!
というのも、今回は留学を始めるということで往復ではなく片道航空券で予約することにしたため、どこの航空会社も値段を高く設定しており、Air Chinaは5万6千円だったのに対し、その次に安いタイ航空でさえ9万円。。3万4千円の差はでかいな…ということで意を決してAir Chinaのチケットを購入しました。
関西国際空港から成都・双流国際空港を経由してフランクフルト空港までの計19時間20分のフライト。CA462便とCA431便を乗り継いでの旅です。
今回はよく聞く噂を徹底検証して、Q&A形式で答えていきたいと思います!
荷物の規定は厳しい?
Air Chinaのエコノミークラスの荷物規定(日本ヨーロッパ発着便)は、
受託手荷物の個数に制限は無く30キロ以内の荷物を預けることができる他、機内持ち込み手荷物は5キロ以下を1個まで持ち込めます。
私は楽器を2本ダブルケースに入れて背負っていたので、それに加え貴重品を入れた小さなポーチを肩かけていましたが、何も言われませんでした。
いざとなったら楽器ケースのポケットにしまえるサイズだったからか?
しかしさすが爆買い大国の中国。
みんな免税店の買い物袋を一人2、3個は持っていたので、チェックは緩めだったと思います。
前回フランクフルトからエミレーツ航空に乗ったときはチェックがかなり厳しく、楽器を3本機内に持ち込むなと言われ、チェックインカウンターでものすごい喧騒で最悪な対応をとられたため、少しびびりすぎていたのかも。。笑
受託手荷物のスーツケースは23、5キロほどだったので問題無く預かってくれました。
必ず遅れる?
中国系航空会社のレビューを見ているとほぼほぼ書かれている、必ず遅延するという内容。笑
実際どうだったかというと、関空〜成都の便は搭乗時刻は少しおしたものの、定刻どおりの到着でした。
成都での乗り換えは3時間30分あったので余裕かと思われたのですが、中国で乗り換えをする際は必ず一度入国審査・出国審査の手続きをしなければいけないため、実際遅れていたら間に合わなかっただろうと思います。
そして成都〜フランクフルト便、これが45分ほど遅れました。搭乗手続きと搭乗後の離陸までに時間がかかっていたせいだと思われます。
でも乗り換えが間に合ったのでこれは良しとします!
客層はどう?機内の雰囲気は?
客層はほぼほぼ中国人でした。
日本〜成都便も成都〜フランクフルト便も周りは中国人ばかりで日本語を話している人は数人しか見かけなかったですね。
そして日本人のキャビンアテンダントさんもエコノミーにはいませんでした。
搭乗機へ移動するバスの中は大声で話す中国人たちの声がかなりうるさかったのですが、飛行機に乗るとジェット音でかき消されて気にならなかったので良かったです。
サービスは?中国語で話しかけられる?
はい、中国語で話しかけられます。
まあ見た目がアジア人で乗客はほぼ中国人なので当然でよね。でも英語で返すとちゃんと通じるので大丈夫です◎
私の列担当のアテンダントさんは私が中国人ではないと1度目の接客で気づいてから、食事提供の時など毎回英語で話しかけてくれていました。
キャビンアテンダント達はすごく親切でした。私が読書していると気づいて読書灯をつけに来てくれたり、やはりアジア人の細かなサービスは日本ほどの過度な丁寧さはなくても共通しているなと感じました。
機内食は美味しい?
今回関空〜成都便で1回、成都〜フランクフルト便で2回の食事提供がありました。関空発の食事は日本で作られているので普通に美味しかったです。
魚かチキンと言われたので魚を選んだら、なんとうな丼でした!そしてデザートにもみじ饅頭。
そして成都から搭乗してすぐに夕食が提供されましたが、私は乗り換えの間にお腹が空きすぎてフードコートで食べてしまったので、いただきませんでした。
そして朝食として出たのがこちら。
洋風のスクランブルエックか中華のおかゆのどちらかと聞かれ洋を選びました。
こちらも味は普通。機内食は元々味を濃いめに作ってあるそうなので少ししょっぱかったものの完食できました。
ちなみにドリンク提供の際、コーラが飲みたくて英語で”Coke please”と言ったら、隣の中国人客が普通に “Cola” と言って注文していて、なんだコーラはコーラでいいのか、と思いました。
そして食後、あったかいお茶がほしくて”tea please” と言ったら、またしても隣の中国人が “Cha” とだけ言って同じお茶をもらっていたので、なんだお茶も茶なのか、と突っ込みたくなりました。笑
機内コンテンツが無い?日本の映画は?
関空〜成都便は5時間のフライトだったのですが、前の座席にモニターは付いておらず、3列に1つ座席上にモニターがあるだけでした。スヌーピーの映画が流れていましたが、遠いし中国語再生だったので全く見ず、読書をして過ごしました。
成都〜フランクフルト便はさすがに一席一席モニターが付いていて映画や音楽を楽しめるようになっていました。
しかし日本の映画ないし日本語音声・字幕のある映画は3本ほどしか無く、英語、中国語のものばかりでした。
なので私は英語音声・字幕の洋画を見ていました。
もともと機内ではあまり映画を見る方ではないし本も持っていたし、何より深夜発の便で眠さが勝っていたので、そんなに退屈には感じませんでした。
機体がボロい?座席が壊れてる?
そんなことはありませんでした。笑
ただ一つ気になったのが、座席後ろに付いているポケットが薄く、後ろの席の人が物を入れるたびに自分の背もたれがぽっこり出てきて気持ち悪く、一度座り直せば気にならなくなるのですが、寝ている時や頻繁に物を出し入れされると少々不愉快でした。
ペットボトルを押し込まれると背中が本当にペットボトル分前に出る感じでした。心地悪いマッサージ機みたいな感じ。
でも機体自体はボロいということもなく、トイレも普通に綺麗でした。
アメニティは座席には枕があり、毛布とヘッドホンが支給されました。毛布は寒かったら追加で貸してくれます。
出入国手続き
中国で乗り換えをする場合、必ず一度入国手続きをして、再度出国手続きをしなければいけません。荷物も一度ピックアップして、出国カウンターで荷物を預けなおし、新しい航空券を発券してもらわなければいけません。
乗り換え時間が短かったり遅延して時間が無いとなるとこれがわりと面倒。
まず到着したら機械でパスポートと指紋認証登録をして出てきたOKと書いた紙を持って入国審査の用紙に記入し、長蛇の列に並んで入国手続きをします。
中国国籍専用窓口とその他のパスポートの窓口に分かれていて中国人はわりとスムーズに通れるようになっていました。
そしてその後荷物をピックアップし、荷物検査を通り、空港の出国カウンターへ向かいます。
フランクフルトへの航空券を発券してもらい荷物を預けてから、少し空港の外へ出てみました。空気が汚れていて空がどんよりしていました。夜だったのでなおさらですが。
一度中国の空気を吸ってみたかったのですが、初めて降り立ったのに初めてな感じがしない、何か懐かしいようなTHE中国 というような匂いでした。
ちなみに台湾の空港は醤油っぽい匂いがしたのですが、それとはまた違った感じでした。
そして今度は出国審査。
ここもまた長蛇の列が。余裕を持って出国手続きを済ませることをおすすめします!
荷物が無くなる?ロストバゲッジに遭う?
今回私は大丈夫でした!
フランクフルトに到着して荷物受け取り場での様子を見る限り、ロストバゲッジしている人は見かけませんでした。
北京乗り換えの場合ほぼほぼロストすると聞いていたので、今回は成都乗り換えの便を選んで正解でした。
これまで様々な航空会社を使ってきましたが幸いロストバゲッジに遭ったことは未だありませんが、今回これだけが一番不安だったので無事出てきてホッとしました。
なんだかんだで、Air Chinaに乗ってみた感想としては良くも期待を裏切られて良かったです!
乗る前は周りから覚悟して乗った方が良い、荷物はなくなると思うよ、遅延するけど大丈夫?とか言われてビビっていましたが、今回は大きなアクシデントも無く無事フランクフルトへ戻って来れたので、安さに目が眩んで選んだもののAir Chinaにして良かったなぁと思います!
ちなみに私が今回航空券を予約したのは出発の2週間前だったので、もっと早く予約していればもう少し安くで乗れたのかもしれません。
今回乗り換えした成都はパンダの幼稚園で有名な街みたく、また機会があれば一度観光もしてみたいなぁと思いました。
以上、Air Chinaのレビューでした!参考になれば幸いです。
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