みなさんは旅行や出張などで海外へ行かれる時、いつもどうやって座席を選んでいますか?
エコノミークラスの中でも窓側・通路側以外に前方や後方などそれぞれに利点があり、これらをうまく活用して自分に合った席を選ぶことで、快適なフライトを楽しむことができます。
今回は用途別におすすめな飛行機の座席選びのポイントをシェアしたいと思います!
ぐっすり寝たい人は「窓側」
機内で人気な席は窓側の席と通路側の席です。
その中でも窓側は唯一壁にもたれられるという利点があります。
飛行機で寝ようと思ったらいくら座席を倒したとしても左右に揺れてしまい安定して長時間睡眠をとるのは難しいですが、壁に頭をつけることによって眠りやすくなります。
窓の景色も見られてぐっすり寝たい人には最適な座席です。
そして、通路側と違い自分が寝ている時に起こされるということもありません。
その代わり自分がトイレに行きたくなれば通路側の人に一度どいてもらわなければいけないので、少々気を遣うかもしれません。
- メリット…眠りやすい、窓から景色を眺められる
- デメリット…席を立ちづらい
トイレが近い人・子ども連れは「通路側」
通路側の利点は、自由に席を立ったりできるということです。
年配の方や子ども連れの方は通路側の席をとっておくと、毎回トイレに行く際に他の人を起こさずに済むので、気軽に席を立つことができます。
子どもはどのタイミングでトイレに行きたいと言うかわからないし、ぐずりだしてしまった時に通路側の席だとすぐに立ってあやしたり気分転換させたりできます。
子ども連れの方で空の景色を見せてあげたい、という方は窓側の座席からでなくてもキャビンクルーのいる後方のギャレースペースなどに窓があるので、そこからも景色を眺めることができます。
また、離着陸時に収納しておかなければいけないノートパソコン等の荷物を離陸後に収納から出し入れしたい場合なども、通路側に座っているといつでもスムーズに出し入れすることができます。
- メリット…いつでも席を立てる、トイレに行きやすい、荷物の出し入れがしやすい
- デメリット…壁にもたれることができない、人の行き来が盛ん
1歳未満の赤ちゃん連れは「最前列」
一番前の座席は足元が少し広くなっています。
身長の高い方は特に脚を伸ばしやすいのでオススメです。
そして各航空会社にもよりますが、1歳未満で体重10kg以内の赤ちゃん連れの方は事前に申し込んでいたらベビー・バスネット(ベビー・ベッド)を設置できます。
このベビー・バスネットがあればフライト中ずっと抱っこしていなくて済みます。
最前列の座席は座席指定のためにプラスで支払わなければいけない場合もありますが、子連れには一番おすすめの席です。
欠点としては、トイレまたはクルーの作業をするスペースの後ろのになっているので、人の出入りが多くドアの開け閉めの音が気になってぐっすり寝られないこともあります。
また、各座席の前についているモニターが最前列の席では肘掛けに収納されていることが多いです。
離着陸時にはモニターをしまっておかなければいけないので、映画などを見れる時間は他の席よりは短くなります。
飛行機の種類によっては、離着陸時に目の前にCAさんが座ることもあるので、その間CAさんとお話しできたりもします。
- メリット…足を伸ばせる、ベビー・バスネットを設置できる、CAと会話しやすい
- デメリット…離着陸時にモニターを見られない、人の行き来が盛ん
子ども連れは「後方」
飛行機の搭乗が開始するとまずはファーストクラス、ビジネスクラス、そして子ども連れ等の優先客から順に搭乗します。
そのあとにエコノミークラスの後方座席の人から搭乗アナウンスが入ります。
この場合、搭乗が始まってすぐに並んで搭乗する派と、最後の方に搭乗する派とで分かれますが、荷物がたくさんあったり、必ず自分の座席の頭上に収納したい場合などは先に搭乗する方が良いです。
また後方の席だと搭乗してから離陸するまでの準備をゆっくり行うこともできます。
そして子ども連れに一番おすすめなのも後方座席です。
飛行機の座席クラスの高いファースト、ビジネス、プレミアムエコノミーは飛行機の前方にあります。
そしてエコノミークラスでもビジネスマンの方は着陸後すぐに出られるように前方の座席を予約することが多いので、子どもがぐずったり泣いてしまった場合、仕事の邪魔になってしまったり、少し気まずく感じてしまうことも。
逆に後方の席にはビジネスマンよりも旅行客が多く座っています。
ツアーなどの団体のお客さんはだいたい後方の座席に座っているので、雰囲気も和気藹々としていて子連れの方も過ごしやすいです。
そして後方には広いギャレー(CAが食事などを準備する空間)があるので、子どもをあやしたり授乳したり、窓の景色を見せてあげたりできます。
また、ギャレーの前にはトイレが設置されているので、オムツ交換などもすぐにでき、CAさんに子どもを少し見ていてほしい時にもギャレーに行って気軽に頼めます。
安全面に関してですが、飛行機がもし墜落や事故を起こした時の生存率が高いのも実は後方の座席なんです。
飛行機の事故率は自動車事故よりも全然低いですが、万が一の時の安全面を重視する人には後方の座席をおすすめします。
- メリット…荷物を確実に収納できる、子連れでも気を遣いにくい、安全性が高い
- デメリット…先に搭乗しなければいけない、到着後すぐに降りられない
到着後、乗り換えをするなら「前方」
もしそのフライトのあとにまだ乗り換えを控えている人はできるだけ前方の席を予約することをおすすめします。
なぜなら飛行機は気候の影響や前後のフライトの関係で大幅に遅延することがよくあります。
なので到着後まだ乗り換えをしなくてはいけない人はできるだけ前方の席を取るようにしましょう。
たとえ遅れたとしても後方にいるよりも早く飛行機を降りることができます。
タイトなトランジット時間の場合は特に前方の席を確保することをおすすめします。
そして、前方の席だと最後の方に搭乗することも可能です。
長いフライトだと10時間以上狭い飛行機の中に缶詰になるので、その時間を少しでも減らしたい、または搭乗ギリギリまで少しでも体を動かしたり立ったりしておくことでエコノミー症候群を対策したい、という人には最後の方に搭乗できる前方の席がおすすめです。
- メリット…飛行機を早く降りられる、最後の方に搭乗できる
- デメリット…事故時の安全性が後方より低い、早めに搭乗できない、子連れには不向き
騒音を避けたければ翼の位置を避けよう
飛行機の中で一番騒音がするのが翼の繋がっている部分の座席です。
翼の位置を避けて座るとフライト中ずっとゴォーというエンジン音を気にせずに眠れます。
耳栓をしていても振動は来るので、なるべく翼の部分ではない席を選ぶと良いですね。
最後に
以上、用途別におすすめの座席をメリット・デメリットと共に紹介してきました。
席の配列などは航空会社や機種にもよりますが、おおまかな特徴を知っておくことで快適なフライトが楽しめるのではないかと思います。
それぞれの旅の目的や優先事項などに合わせて、飛行機に乗る際にはぜひ活用してみてくださいね!
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