ドイツ語単語の覚え方【名詞性の規則】

ドイツ語やフランス語、イタリア語などヨーロッパの言語の多くは名詞に性が存在します。

その中でもフランス語やイタリア語などラテン系の言語では男性名詞・女性名詞の2種類に分類されますが、ドイツ語の場合は男性名詞・女性名詞・中性名詞3種類あります。

その性によって冠詞が変わるので、その名詞の性がどれなのかを必ず覚えている必要があります。

単語を覚えるだけでも大変なのに…と思われるかもしれませんが、覚えるのにも実はコツがあります。

ここでは私がドイツ語を勉強していた時に実践していた効率的なドイツ語単語の暗記方法を規則性とともに紹介します。

ドイツ語単語の正しい覚え方

まずドイツ語単語を覚える際に重要なことは、名詞の性を一緒に覚えるということです。

ドイツ語の名詞には性が存在します。


  • 男性名詞
  • 女性名詞
  • 中性名詞

すべての名詞はこの3つの性複数形の4種類に分類されます。

⚠️複数名詞は「Eltern(両親)」など、複数形しか存在しないものだけなのであまり存在しません。

ドイツ語の名詞はすべてこの4つに分けられていて、いつも冠詞と一緒に使うので、その単語が何名詞なのか覚えていないと文を組み立てることができません。

なので、必ずその単語が男性名詞なのか女性名詞なのか中性名詞なのかを一緒に覚えるようにしましょう!

ではどうやって名詞の性を一緒に覚えるのかというと、

定冠詞とセットで覚える

ということです。

定冠詞とは英語でいうTheにあたるもの。

そして定冠詞は性によってそれぞれ形が異なります。

男性名詞 der
女性名詞 die
中性名詞 das
複数名詞 die

例えば、男性名詞のZugを覚えるのなら、Zug =電車 と覚えるのではなく、der Zug =電車 といった感じで定冠詞と一緒に覚るようにしましょう。


例)

  • 男性名詞:der Zug(電車) der Hund(犬)
  • 女性名詞:die Küche(台所) die Katze(猫)
  • 中性名詞:das Auto(車) das Haus家)
  • 複数:die Eltern(両親)

ドイツ語名詞の覚え方がわかったところで、これをいちいち覚えるなんて無理…と思われるかもしれません。

ですが朗報。単語の性に規則が無いことも無いのです!

ドイツ語の名詞性の規則

男性名詞になるもの

①その単語が男性の場合

例えば「男性」「父」「息子」などのように明らかにその単語が男性を表す意味の場合は男性名詞になります。

ま一般に男性が使うとされている物は男性名詞に属するものが多いです。

der Man(男) der Vater(父) der Brüder(兄弟) der Großvater(祖父)der Onkel(おじ)etc..

女性名詞になるもの

①その単語が女性の場合

男性と同じく、「女性」「母」「娘」などのように、その単語が明らかに女性を表す意味の単語は女性名詞に分類されます。

die Frau(女)die Mutter (母)die Schwester(姉妹) die Tante(おば)

②末尾が–eで終わるもの

語末がeの単語の多くは女性名詞に分類されています。

もちろん例外もあります。

間違えやすい例外で、der Name(名前)とder Käse(チーズ)は末尾がeで終わりますが男性名詞ですので注意です。

die Küche(台所) die Blume(花)die Nase(鼻)

③末尾が–ungで終わるもの

ungで終わる単語は例外なくすべて女性名詞です。

die Zeitung (新聞紙)die Kleidung (服)die Versicherung(保険)

④末尾が–eitで終わるもの

keitで終わる単語は例外なくすべて女性名詞です。

die Zeit (時間)die Möglichkeit(可能性) die Wahrheit(真実)

中性名詞になるもの

①外国語由来の新しい単語

これらの規則にもちろん例外はありますが、新しい単語はほとんど中性名詞か男性名詞になることが多いです。

das Handy(携帯電話)das Laptop(ノートパソコン)

まとめ

以上、ドイツ語単語の性決定のおもな規則をまとめました。

もちろん例外はたくさんありますが、これらの規則さえ覚えていれば単語の性を覚えるのが少しは楽になるので、是非頭に入れて単語学習の助けにしてみてくださいね。

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