ドイツに留学や就労、ワーキングホリデイなどで長期滞在するにはドイツの銀行口座を持たなければいけません。
というのも、ビザ(滞在許可証)の申請の際に必要になるのです。
2019年から制度が変更され、ドイツで学生ビザを取得するには口座を2つ作らなければいけなくなりました。
- 普通口座
- 封鎖預金口座/閉鎖口座(Sperrkonto)
封鎖預金口座(Sperrkonto)とは、一日に引き出せる金額が制限されている口座のことで、一度にまとまった金額を下すことができません。
ビザを申請する際には口座の残高証明が必要なのですが、このSperrkontoに滞在期間分の生活費を入れていることで、ドイツで確実に生活していけるという証明になります。
普通口座に同じ金額が入っていても、一気に引き出して使ってしまったり、あるいはビザ申請のためだけに一時的にお金を借りる、なんて事ができてしまうからです。
私がドイツへ来た3年前はそんな制度はなく、普通口座の残高証明か日本大使館で発行してもらう両親の経済負担証明でまかなえていたのに、厳しくなってしまいました。
ビザの申請に関することは別の記事で書いていますのでそちらを参照してください。↓
さて、銀行口座の開設方法ですが
普通口座と封鎖預金口座で異なりますので、分けて説明していきます。
普通口座を開設する方法
普通口座の開設方法は簡単で2つあります。
- ドイツ現地の銀行へ行って開設する
- オンラインバンキング(インターネットバンキング)で開設する
1. ドイツ現地の銀行へ行って開設する
ドイツの銀行であればどこの銀行でも構いませんが、自分の住んでいる都市で使いやすい銀行を選ぶと便利です。
私はSparkasseで開設しましたが、Deutsch Bankだと学生にはお得だそうです。
ちなみにドイツの銀行では毎月口座維持費を払わなければいけませんが、ほとんふぉの銀行で学生は口座維持費が無料になっています。
自分の利用したい銀行へ行き、まずは予約をとります。
そして予約日に必要書類を持っていくと、個室へ案内されてすべて手続きをしてもらえます。
必要書類は、
- パスポート
- 住民票(Meldebescheinigung)
- 学生証や入学許可書等、学籍を証明できる物(学生でない場合は不要)
私はSparkasseのオンラインバンキングも申し込むかと聞かれて申し込みました。
日本へ一時帰国する際に日本からもインターネットで家賃振り込みなどもできるし、残高証明も家で印刷できたり、同時に申し込んでおくと何かと便利です。
ちなみに開設手続きをした当日から窓口に行けば口座を使用することができますが、キャッシュカードやPINコード等が送られてくるのは約2週間後でした。
2. オンラインバンキング(インターネットバンキング)で開設する
オンラインバンキングは日本にいても開設することができるので、渡航前に準備することも可能です。
ドイツ語か英語で申し込みしなければいけませんが、問題ない人にとっては手軽な方法です。
封鎖預金口座(Sperrkonto)の開設する方法
Sperrkontoはドイツの外国人局へ行ってSperrkonto Bescheinigungという書類を発行してもらいDeutsche BankやSparkasseなどの普通銀行で開設するか、もしくはインターネットバンキングで開設することもできます。
普通銀行で開設するにはすべての手続きが完了するまでに大変な時間がかかるので、インターネットバンキングのSperrkontoを作る事をおすすめします。
インターネットバンキングのSperrkonto開設はパスポートさえあれば可能です。
ビザ取得のための封鎖口座を開設できるインターネットバンキングは次の2つ。
- Fintiba
- X-Patrio
ただこれらのインターネットバンキングは口座開設費と口座維持費がかかります。
普通銀行での封鎖口座の開設、維持は無料ですが、やはり開設に時間がかかりすぎてしまいビザの申請が間に合わないともが考えられるので、やはりインターネットバンキングで開設することをオススメします。
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