ドイツに住み始めてしばらくした時ふと、ドイツ人が頻繁に使う言葉があることに気づきました。
他の言葉は聞き取れないのになぜだかそれだけ聞こえてきたり、色んな場面で使える言葉があったりして、
それらのほとんどが教科書で学べない表現だったので、今回は実際にドイツ人が会話で使っているドイツ語を集めてみました。
1. 相槌(あいづち)
ドイツへ来て間もない頃、あまり長い文章を聞き取れなかった私でも頻繁に聞くなと思っていたのが “genau”(ゲナウ)というあいづち。
「その通り」「そうなんだよ」という意味ですが、ドイツ人はこのgenauを会話中に必ず言います。笑
似た表現で stimmt(シュティムト)もよく使います。
stimmtは「たしかに」といったニュアンスなので少し違いますが、これもよく使います。
そして echt?(エヒト) もよく会話中で聞きますが、「本当に?」「うそー?」という時に使います。
元々は「本物の」という意味の形容詞。
wirklichも使いますが、echtの方が日常会話でよく使われます。
そのほかには Achso(アッハゾー)「あぁそうなんだ」
これは速く言うと日本語の「あっそう」に聞こえるのでよくテレビなどでも同じ意味の言葉として紹介されていますが、本当に「あっそう」というニュアンスのまま使えます。
英語のI seeにあたります。
- genau そうなんだよ
- stimmt たしかに
- echt? 本当に?
- Achso あっそうなんだ
2. 挨拶(あいさつ)
一般的なあいさつはHalloやGuten Tagですが、若者同士(男の子)やオーストリアなどでよく使われるのが Servus!(セアブス)というあいさつ。
日本語だと「よう!」という感じですかね。
バイエルン地方やオーストリアでよく聞くあいさつですが、若者同士ではドイツ内でどこでも聞くことがあります。
そして、ドイツでは必ず知り合いに会えばまず「元気?」と質問します。
Wie geht’s dir?(ヴィー ゲーツ ディア?) が一般的な教科書に載っている表現ですが、
Wie läuft?(ヴィー ロイフト?)
というのもドイツ人はよく使います。
「どんな調子?」といったニュアンアス。
Wie geht’s?(ヴィー ゲーツ?)とほぼ同じ意味なのですが、
何かプロジェクトを遂行中に「今進み具合はどんな感じ?」と聞く時だったり、「試験勉強どんな感じ?」と聞きたい時などにも使えます。
Ich habe dich lange nicht gesehen, wie läuft?
「久しぶり、最近見なかったけど、どう元気?」
Wie läuft die Vorbereitung der Prüfung?
「試験準備の進み具合はどんな感じ?」
そして「さようなら」は目上の人やホテルのお客さんへは丁寧に「またお会いする時まで」という意味の
Auf Wiedersehen(アウフ ヴィーダー ゼーエン)と言いますが、
友達やお店でバイバイと言う時、Tschüss(チュース)の他に
ciao(チャオ)
も使います。
ciaoはイタリア語ですが、ドイツでも本当によく使います。
日本人がバイバイと言う感じですかね。
そして別れ際に言うもう一言、
Mach’s gut(マハス グート)
という言葉があります。
英語の Take care にあたり、「またね、元気でね!」といったニュアンスになります。
- Servus. よう!
- Wie läuft? どんな調子?
- Ciao. バイバイ
- Mach’s gut. またね、元気でね
3. 返事
Alles klar!(アレス クラー)
は「了解した」という意味。
Alles=すべて、klar=わかった、はっきりした
すべて了解しましたというニュアンスです。
「わかりました」という言い方は他にも色々あって、シンプルにVerstehe.(フェアステーエ) も使いますが、何か了承した場合やすべて理解した時はAlles klarを使います。
Keine Ahnung(カイネ アーヌング)
これはAlles klarとは逆に、全くわからない、見当もつかないという意味で使われます。
Ahnungは「考え、見当」という意味。
Ich habe keine Ahnung. の省略です。
そして、「いいえ」という意味のNein(ナイン)は友達や家族間でいう時にはNe(ネー)と緩く答えます。
Neinと言うと、よりはっきり否定するような感じに聞こえます。でも仕事の場や先生など目上の人と話す時は必ずNeinを使います。
- Alles klar. 了解です
- Keine Ahnung. わからない
- Ne いいえ
4. Alles gute
Alles gute(アレス グーテ)は色んな場面で使える言葉です。
「お誕生日おめでとう」や「成功を願ってるよ」「ご多幸を」「元気でね」という時すべて、Alles gute を使います。
なので基本ハグしながら言うことが多いですね。笑
英語でいうAll the bestにあたる言葉ですが様々なシーンで使えるので覚えておくと便利ですね。
最後に
これらを使いこなせるようになってくると、不思議とドイツ語が上手に聞こえます。笑
言葉は実際の会話で使えば使うほど覚えてくるし、喋りもだんだん上達してきますので是非会話に取り入れてみてくださいね。
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