以前、カップル間の呼び名についての記事が好評だったので、今回は関連テーマ、ドイツの恋愛事情についてシェアしたいと思います!
欧米では共通の認識だと思いますが、ドイツでは「告白」という概念が存在しないのにどうやって付き合うのか?
日本人が気になる点ですよね。
今回はそんなドイツ人およびヨーロッパ人の恋愛事情についてシェアしていきます!
以前の記事を読んでいない方はぜひ一読してみてくださいね。↓
ドイツ人は告白しないって本当?
日本とドイツないしヨーロッパの恋愛感にはかなりギャップがあります。
よく聞かれる質問のひとつが、
「好きになってから付き合うまでのプロセスは?」というもの。
日本では好きな日人ができたら告白し、OKをもらえればカップルが成立しますが、ドイツには告白という文化はありません。
ドイツ人は自然にカップルになっていく、気づけば付き合っているというのが普通なんです。
日本人としては不思議ですよね。笑
ではどんな流れで付き合うのかというと、、
まず気になる相手ができたら、個人的に「一緒にカフェに行かない?」と誘います。
そこで誘われた側に気がなければお断りしますが、その時点では別に「好き」とまでは言っていないので、軽いデートのお誘いの感じです。
カフェに行かない?という文言ではありますが、別に必ずしもカフェでなくてもご飯でも外に出かけるでも良いのです。
とりあえずファーストデートをしてみてお互いが気に入れば、次またデートに行くのを何度か繰り返します。
デートを繰り返す中でキスするのもアリ、お泊まりもアリ、一線を超えるもアリ…という感じで、気づけば付き合っていた!という状態になります。
この期間はProbezeit(プローベツァイト)というお試し期間になります。
ここでもし気が合わなかったり体の相性が合わなければ、お試し期間終了となり、付き合わずに終わります。
これはシリアスな関係、すなわち真剣なお付き合いには含まれません。
お試し期間はいつ終わるのか?
このお試し期間の目安はだいたい3ヶ月。
もちろんこれは各カップルによります。
実際に自分たちが付き合っているのがどうかを確認する方法はおもに3つ。
- 友達や家族に「彼女」「彼氏」として紹介される
- 「愛してる」と言われたり、恋人呼びされる
- 「私たち付き合ってるの?」という確認をする
大体3ヶ月お試し期間を設けたら、そろそろお互い公にするかどうか気になり出します。
もし相手の友達や家族に「この子は彼女の〇〇ちゃん」と紹介されたら、そこでやっと確信をもって付き合っているとわかります。
もしくは、Ich liebe dich. 「愛してる」と言われたり、恋人を呼ぶ時に使うSchatz「宝物」という言い方をされれば、お試しではなく真剣に付き合っていると言えます。
Ich liebe dich(イッヒ リーベ ディッヒ)というのは本当に重たい言葉なので、「好き」という程度では使わず、本当に真剣なお付き合いをしている相手や夫婦間でしか言いません。
上記二つのどちらも言われていない場合は、「私たち付き合ってるの?」という確認の会話をすることも。
付き合う前にすべて確かめる理由
日本人からすればまだ付き合っていないのにキスをしたり肉体関係を持つことに驚かれると思います。
ドイツ人曰くは、「付き合ってから合わないと分かって別れることになるのは残念だから、すべて確認してから真剣な交際をスタートさせる方が良い」というもの。
逆に日本の告白文化を伝えると、「日本はなんか特別なルールだね」と言われました。笑
たしかにこの告白文化があるのはアジアのみ、欧米はほとんどドイツと同じシステムなので、世界から見ると日本が変わっているのかもしれませんが…。
アメリカだとこのお試し期間を同時に複数人と持っている人もいるそうですが、ドイツではめったにそんな人はいないそう。
ドイツ人は一度付き合ったら本当に真剣なお付き合いになるので、家族間の交流もあったり、結婚を考えるほど深いな関係という意味になります。
すぐに付き合わず、すぐに別れないのがドイツ人。
ドイツ語で告白
ドイツ人の中で告白したことがある人もいます。
以前私の友人も、もうすぐ夏休みで会えなくなる前に自分の気持ちを伝えておきたい、ということで告白していました。
長らく友達として仲良くしていたから二人でカフェに行ってもデートとは受け取られないし、自分の気付いてもらえていなかったからだそう。
ではドイツ語で告白するとどんな文章になるのかというと、
◆Ich mag dich besonders gerne. (イッヒ マーク ディッヒ ベゾンダース ゲルネ)
「私はあなたのことが特別好きです。」
簡単に「あなたのことが好きです。」と言いたい場合は
◆Ich mag dich. (イッヒ マーク ディッヒ)
「恋愛対象として君のことを特別好きなんだ」ということを伝えたいなら前者を使った方が伝わるかと思います。
日本語で言う「付き合ってください。」という文はなく、強いて言うとしたら
◆Willst du mit mir zusammen sein? (ヴィルスト ドゥー ミット ミア ツザンメン ザイン?)
直訳「私と一緒にいるつもりはありますか?」
zusammen sein が「付き合う」という意味なのですが、前述のとおり告白をすることがないので、この文言を聞いたことはありませんが、
プロポーズの時に聞くフレーズ
◆Willst du mit mir heiraten? (ヴィルスト ドゥー ミット ミア ハイラーテン?)
と同じ言い方ですね!
もしドイツ人に告白したい!気持ちを伝えたい!という人がいれば是非参考にしてみてくださいね。
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