【独検1級対策】独検1級合格のためのおすすめ勉強法①

前回、独検1級対策におすすめの教材を6つ紹介しました。↓

今回はこれらの教材プラスαでおすすめのコンテンツと活用方法についてご紹介していきます。

独検1級合格のために勉強で重視すべき点など、実際に自分が経験してみて感じたこともお伝えしていこうと思うので、受験予定の方はぜひ参考にどうぞ♪

長くなるので、この記事では1次試験の対策についてまとめます。

語彙を増やす

とにかく大事なのは、語彙を増やすことです!

1級になると同じ意味の単語をいくつか覚えておく必要があります。

類義語・同義語辞典を活用して、同じ意味でも簡単な単語ではなく難しい単語に言い換えられるようにしておきましょう。

あとは慣用句やことわざを使った言い回しなども使えるようにインプットしておく必要があります。

(例)「運動をする」

Sport machen → Sport treiben

「〜できる」

Ich kann dir helfen. → Ich bin in der Lage, dir zu helfen.

読解力を上げる

ドイツ語の読解力を上げるには

  1. 語彙を増やす
  2. 文法をきっちり固める
  3. 文章の構造を理解する

この3ステップが大事です。

わからない単語が多ければ多いほど推測しながら読まなければいけない部分が増えて文脈をつかみにくくなります。

また、独検1級を受けるレベルの人ならば基本的なドイツ語文法はマスターしているはずですが、接続法やその他特殊な語順になる文法などは完璧に抑えておきましょう。

そして、文章をすべてじっくり読まなくても独文の大体の構造をつかんでおけば、割と簡単にスピーディーに要点をつかむことができます。

第1パラグラフではテーマと立てられた仮説、疑問など、第2パラグラフではそこを掘り下げたり研究結果を元に話が展開されたり、最終パラグラフではまとめや結果、考察が書かれていたりと。

日本語の長文とはやはり構造が違うので、独文の読み進め方には慣れておいた方が良いです。

ちなみに私はこちらの「ディスカースマーカー英文読解」で英語の構造と長文の読み方をおさえました。

英文用ですが、独文にも適応できる内容なので長文読解が苦手、時間がかかるという方は一度読んでみたら助けになると思います。

読解力をつけてスピードを上げるには、とにかく長文問題を数こなすことと、日本語訳のある文章(記事でも絵本でも)を数読むことです。

ARDの記事を読む

無料で読めるドイツ語ニュースでおすすめなのは、ARDのサイトのTagesschauです。

https://www.tagesschau.de

Tagesschauのニュースは動画版も出てきますが、この文章で書かれている記事を毎日いくつか読むとかなり語彙力もあがり、読解力もつきます。

1つの記事がそんなに長くないのでハードルが低く、今話題になっているニュースの内容なので推測もしやすくて読みやすいです。

リスニング力を上げる

リスニングは基本的に自分が知っていることなら聞き取れるはずなので、対策としては他と変わりませんが、ネイティヴのスピード感に慣れておくということは大事です。

ZDFのニュースを観る

特に難しい内容のニュースなどを1回で理解できるようになると、日常会話なんて簡単に聞き取れます。

ZDFは日本でいうNHKのような、ドイツの公共放送局です。

ZDFのサイトでは毎日いくつかニュースの動画がアップされるのでそれを毎日見るとかなり耳が養われます。

シリアスな内容以外にもスポーツ実況や、ドラマなども無料で観れるので聞き取り力を上げるのにも重宝します。

と同時にドイツの最新の時事問題もチェックできるので、2次対策にも使えますね。

https://www.zdf.de

Youtubeを活用する

最近はYoutubeでもたくさんのコンテンツがあって、ドイツ人のYoutuberも無数にいるので、彼らの動画を流しているだけでも割とネイティヴの話すテンポに慣れます。

また、正確性は置いておいて一応自動翻訳の機能もあるので、わからない単語は確認することもできますし、一人ぐらいチャンネル登録しておくのも悪くないですね!

翻訳の練習

5級〜準1級にはない、翻訳の問題が1級にはあります。

翻訳の練習は基本的に、ドイツ語の先生もしくはネイティヴのドイツ人に添削してもらうのが一番手っ取り早いです。

私はHello Talkのアプリのタイムラインに自分で翻訳した文章を書いて添削してもらったりしていました。

一番自然な言い回しを何人かが提案してくれて、お金もかからないので一石二鳥です!

または、日本語とドイツ語両方の表記がある本の日本語をひたすら自力で訳してから添削する、というのも一人で手軽にできるので良いですね。

翻訳練習におすすめの教材は以下の2つです。

グリム童話はお話なので普段使わないような表現もあったり、文章なのでほとんど過去形(präteritum )が使われているので、「ドイツ人の当たり前」の方が使いやすいかもしれません。

まとめ

以上、独検1級合格のための対策方法をシェアしてきました。

独検1級は1回目で受からない人が多く、再チャレンジする人も多いとか。

とにかく暗記と練習を数こなせばいつかはかならず実を結ぶので、諦めずに頑張りましょう♪

100点を目指さなくても、60点取れればそれで良いのです。

今年の独検の試験は今週末なので、最後の追い込みに役立ててもらえれば幸いです!

ちなみに、独検1級対策におすすめ教材6選はこちらの記事からどうぞ↓

コメントを残す