1. 留学だけで英語ペラペラにはならない
海外に留学したら、英語ないしその現地の言葉を自動的に話せるようになると思っている人もいますが、それは間違いです。
もう何年も住んでいるのにまだ話せないという人を何人も見てきました。
とりあえず行けば話せるようになると思っている人も多いみたいですが、
「留学」という経験だけで話せるようになることはありません。
留学しても現地の日本人とばかりつるんでいたり、実際に使う英語を頻度が低いとせっかくネイティブと会話する機会があるのにもったいないですよね。
留学の時間を大事にしてどれだけ濃く学んだかが大事。
また日本で全く勉強をせずに行くと後々苦労することが多いです。
せっかく行くなら日本でしっかりと準備をして、現地では色々な経験をして意義のある留学にしたいですね。
2. 日本のように安全ではないということ
日本は世界でもトップクラスに安全な国です。
留学する国にもよりますが、日本より安全な国というのはかなり少ないです。
2019年のIEP(経済平和研究所)による「治安の良い国ランキング」でも日本は堂々の6位を獲得しています。
海外では日本人ないしアジア人として見られるので、裕福というイメージの強い東アジア人はスリなどにも狙われやすいということもあります。
また日本と法律の違う国に行けば、銃刀法がなかったり、ドラッグが認められていたりと100%巻き込まれないという保証はありません。
最近だとテロも起こっていたり、定期的なストライキが起こったりと、日本にはない危険も潜んでいる可能性があります。
何が起こるかわからないというのは日本でも同じなので過剰にびびる必要はありませんが、十分に注意して過ごさなければいけないので、海外に住むということにそれなりの覚悟は必要ですね。
3. 人種差別の実態
人種差別は無いと言いたいですが、残念ながら実際あります。
経験しない留学生はいないと思います。
ダイレクトに面と向かって言われることは少なくても、不平等に感じることや現地の人とあきらかに態度を変えることも。
なかには親日国で日本人とわかれば態度を変えてくることもありますが、アジア人に対してよい感情を持っていない人も結構います。
また人種でなくても、英語や現地の言葉が喋れなかったりすることで差別されることもあります。
私の経験上、そういった差別をしてくる人はだいたいが博識が低い人、偏った考えの人、酔っ払いなど。
そういった人は相手にしても意味がないので無視しておけば大丈夫。
もちろん気にする必要は全くありませんが、差別されることがあるということはあらかじめ知っておくと必要以上に傷付かずに済みます。
4. 家族との別れ
これは一番大きな覚悟ですが、留学でなくても長期で日本を離れるということは、
すぐには帰ってこられない状況に身をおくということ。
もし万が一なにかあればすぐに帰ろうと思っても海外からだと間に合わないという可能性もあります。
実際に留学中に経験した私だからこそ言えることかもしれませんが、「海外に住む」ということの本当の意味をきちんと確認しておかなければな、と改めて思います。
今の時代、スマホのアプリを使えば無料で電話やメールができます。
家族とのコミュニケーションは留学中だからこそしっかりとっておきたいですね。
最後に
今回は少々ネガティブな内容だったかと思いますが、あらかじめ肝に銘じておけば気をつけられることもあるし、受けるダメージも減るのではと思います。
そしてこれは海外留学だけでなく海外移住にもあてはまることですね。
新しいことを始めるには何事も覚悟が必要ですが、これを踏まえた上で楽しく有意義な留学生活を送りましょう!
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