ドイツへの正規留学に英語は必要なのか?【必要なスキルとは】

10月になりドイツの大学も始まった近頃、次のゼメスターや来年度にむけて留学準備をはじめる人が増えてきました。

今回はよく聞かれる質問、「ドイツ留学に英語は必要なのか」という問いに答えていきたいと思います。

そもそも正規留学とは

正規留学というのは、大学や大学院の入学試験を受けて合格した人が現地人と同じように学籍をもって勉強することをいいます。

交換留学や語学学校への留学、ワーホリはこれに含まれません。

正規留学に必須のスキル

まずドイツへ留学する、そして正規留学するとなった場合は大学や大学院へ願書を出す時点ですでに各大学指定のドイツ語検定の合格証が必要となります。

音大なんかだとまれにドイツ語の合格証がなくても入れることろもありますが、工科大学や一般の総合大学などでは必ずゲーテのドイツ語検定、TestDAF、DSHなどに合格している必要があります。

(入学後1ゼメスター以内or1年以内に合格しなければ退学という学校も多い)

なので、まずは英語よりもドイツ語の能力が求められます。

そして正規留学ならば、語学より何より専攻科目に関する知識や技術が第一に求められます。

正規留学となればドイツ人やその他外国人たちと入学試験を一緒に戦うわけですから、芸術系では特に技術、理系文系では知識・能力が求められるのは言うまでもないですね。

ドイツ語のさまざまな検定試験の種類については以前に記事でまとめています。↓

ドイツで英語を使う機会

そもそもドイツでは英語を話す機会が頻繁にあるのか?

もちろん見た目が準日本人の私を見て観光客と思い英語で対応してくれる店員さんと会話するときに英語を使うことはあります。

ですが日常生活においては、WGなど共同生活内にドイツ語を話せない外国人が多い環境にいる、英語圏出身の友達が多い、などの条件がなければ特にドイツ内英語を多用する機会はないと思います。

実際に、街角で英語で話しかけてもほとんどの人が理解できるし日本より明らかに通じます。

でもドイツ語が話せる時点で何事もドイツ語で通した方がスムーズに進むので、そこでわざわざ英語を話すことは少ないですね。

大学内で英語を話す機会

日常生活ではあまり英語を話す機会はないと書きましたが、大学・大学院内ではどうか?というと、英語を使うことは「あります」。

というより学科や専攻によっては“英語で”の授業が行われる大学もあります。

特に留学生が多い授業、英語に関する授業、外国語学科などでは基本英語で行われていたりします。

なので「大学や学科、専攻、授業による」という答えにはなってしまいますが、ドイツへの正規留学には英語は必須ではないですができた方がいい、という回答になります。

交換留学に英語は必要か?

今回は正規留学に英語が必要かどうかについてシェアしましたが、最後に交換留学についても書いておきたいと思います。

交換留学は期間が半年以内と短い場合もあったり、正規留学よりは期間が短くなりがちです。

なのでドイツ語を話せるようになる前に留学期間が終わってしまった、、という場合も少なからずあります。

なので英語ができた方が各種手続きや学校内での授業や校内でのコミュニケーションも円滑に進みむので、英語ができた方が習得できる幅も広がり、より有意義な留学になると思います。

ドイツの大学への交換留学の制度を設けている国内大学のは、英語圏への留学制度と比べてもそんなに多くありませんが、芸術系や外国語大学には多く見られます。

芸術系の大学では実技の成績重視なところが多い反面、外国語大学では交換留学へ申し込む際に英語の検定試験の高い得点を取っていなくてはいけない場合が多いです。

私が指導している学生さんが通う某外国語大学でも、IELTS.(アイエルツ)の試験で6点以上の成績が必須、とされています。

また留学中も大学内でドイツ語と並行して英語の授業を受けられる場合が多いのでどちらも学びたい学生にとっては一石二鳥ですね。

まとめ

ドイツの大学に正規留学するには英語はあまり必要なく、ドイツ語の方が重要であり、交換留学では英語が必要な場合が多い、という回答になりました。

これはもちろん各学校やその人その人によっても変わるで一概には言えませんが、参考になれば幸いです。

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