ドイツ留学、ないしドイツの音楽大学へ留学する予定の人におすすめする、留学に必要な物や便利なものを紹介します。
実際に自分が持っていってよかったものと、逆に現地でも調達できるものなどもシェアしようと思うので、ぜひ参考にどうぞ♪
書かなくてもわかるような衣類などは省いております。
絶対に持っていくべき物
- 電子辞書
- ドイツ語音楽用語辞典
- 譜面台(器楽の人)
- 録音レコーダー
- ビデオレコーダー
- ノートパソコン
- 化粧水
- スーツ
- ドレス
- 本番用の靴
❶電子辞書
ドイツ語圏に留学するならば必ず持っていくべきものは、ドイツ語辞典です。
とくに独和・和独の両方が入っている電子辞書は素早く調べられ、また持ち運びも楽なので紙辞書を使っている人も絶対に買っていくことをおすすめします。
ちなみに、すでにCASIOの英語の辞書は持っているけどドイツ語は入っていない!という人は、SDカードかCDからデータを入れて使える、追加コンテンツのみを買って手持ちの電子辞書にドイツ語辞典を搭載することもできます。
機種によりますが、CASIOのサイトから確認できるので一度見てみるのも良いかと思います。
❷ドイツ語音楽用語辞典
これは本当に本当に重宝するアイテムです。
ドイツ語で音楽用語をすべて言い換えられない人は絶対に持っていくべきです。
ドイツの大学では学部(Bachelor)では必ず和声やソルフェージュの授業があり、Master(修士)でもアナリーゼや音楽理論の授業があります。
和声など特にただでさえ日本と教え方が違うので戸惑うと思いますが、用語がわからなければ全くついていけません。
また普段のレッスンでも使うようなドイツ語の音楽用語もすべてこちらで確認できるので、絶対に持って行きましょう!
❸譜面台
器楽専攻の人は、少し重いですが譜面台は持って行きましょう。
ドイツは家で楽器を鳴らしても良い物件がたくさんあるので、学校でなく家で練習する際にも使え、またエキストラの仕事などをもらった時に必要になります。
ドイツにも楽器屋さんはあるので調達できますが、割と高いのでわざわざ日本に置いていく必要はないかな、と思います。
要領に余裕のない人は現地調達を!
❹録音レコーダー
これは音大生なら持っていない人はいないと思います。
レッスンや自分の演奏を録音するためにも使いますが、ドイツ語でのレッスンや授業を始めのうちは一回で理解するのは難しので、あとで何度も聞きかえしたくなると思います。
そんなときにも役立つし、やはり日本製の録音機は優れたものが多いので日本から持っていくのをおすすめします。
ちなみに私が使っているのはこちら。
❺ビデオレコーダー
録音レコーダーと同じく、自分の演奏を録るのに必要になります。
海外のコンクールには応募者の数も多いので、大体は予備審査として自分の演奏ビデオを送ることになります。
学校に録音・録画専門の人がいる音大もありますが、自分で持っていると便利ですし、今のようなコロナ下でもリモートレッスンのための録画にもとても重宝します。
おすすめなのは断然、zoomです。
私の周りの音楽家たちで一番シェア率が高いです。
❻ノートパソコン
ドイツの音楽大学では授業の中でパソコンを用いる場面はそんなにありませんが、卒業試験のプログラムノートや卒論を書く際に必要になります。
また最近はリモートレッスンのために自分で演奏動画をビデオカメラで録画して先生へ送り、フィードバックをもらうというシステムのところが多いです。
その際にもパソコンがあれば簡単ですし、私生活でも映画を見たり動画をみたりするのにもやはりあると便利なツールです。
私は留学当初パソコンを日本に置いてドイツへ旅立ったものの、半年経たずに必要になり、一時帰国した際にドイツへ持ち出しました。
❼化粧水
留学仲間もみんな声をそろえて言う必需品です。
化粧水のみならずスキンケア用品は絶対に日本から持っていくべきものです。
日本人の肌とヨーロピアンの肌質はやはり違い、さらに日本と比べてヨーロッパは空気が乾燥して、さらに水も硬水なので、肌が乾燥したり荒れやすくなります。
そしてドイツないしヨーロッパのスキンケアは日本や韓国と違っていて、そもそも日本でいう「化粧水」という過程がなかったりします。
もちろんシャネルやランコムなどのブランド商品は現地にも売っているので、それらを日常使いできるのであれば問題ないかもしれません。
拭き取り化粧水のような物が主流なので、乾燥肌の人には保湿が物足りなく感じるかもしれません。
いわゆるドラッグストアで売っているようなスキンケアは相性が難しいし、自分に合うものを見つけるまで時間がかかります。
❽スーツ
やはり日本人とドイツ人の体型はかなり違うので市販のスーツが合わない場合がほとんどで、仕立てに出さなければ着れないことが多いです。
男性はスーツや本番着は現地調達が難しいので、必ず持って行きましょう。
予備もあればなお良しです。
❾ドレス
ドレスもスーツと同じく、日本人に合うサイズを見つけるのはなかなか難しいです。
一度、友達が卒業試験で着るドレスが必要になったときにドレス屋さんへ一緒に行きましたが、どれもサイズが大きく、裾以外にも直さなければいけないところが多すぎて、結局日本から送ってもらっていました。
ドレスは嵩張るのでできるだけコンパクトでなおかつ色々な用途に使える無難な色のものを持っていくのをおすすめします。
ちなみに日本では淡い色やピンク系の可愛らしいドレスを着る人もいますが、ドイツでは原色やシックな色しかあまり見ないので、プリンセス系の色味を着ると少し浮いてしまいます。。
➓ 本番用のくつ
演奏道具のひとつと言っても過言ではないぐらい歌でも楽器でも靴って大事ですよね。
衣装と同じく靴も自分のサイズに合うものを見つけるのが大変ですし、履き慣れたものを持って行きましょう。
普段着のくつならば現地調達でも問題ありませんが、やはり本番靴となると自分に合う大きさ・高さ・履きご心地のものが一番です。
あったら便利なもの
- タブレット
- プリンター
- 洗濯ネット
- ラップケース
- ヘアケア用品
- マスク
タブレット
iPadなどのタブレットは最近音楽家にとってもかなり便利なツールになりました。
楽譜を印刷せずデータでiPadで表示しながら演奏したりできるので、オーケストラの練習やアンサンブルの合わせのときに使っている人も結構います。
ドイツにプリンターを持っていかないのであれば、楽譜を印刷したり日本から持っていく楽譜の数を減らせるのでとても便利ですね。
ドイツにはコンビニなどもなく、スーパーにもコピー機は置いてないので学校かコピーショップへ行くしかありません。
印刷しなくてもいいものであればタブレットで済ませることができます。
プリンター
プリンターは日本に住む上では必需品とまではいかないと思いますが、上述のとおりドイツではとても重宝します。
大学にコピー機はあるものの、学生証がなければ使えなかったり割高だったりするので、家にあると楽譜や書類を印刷するのに便利です。
ドイツで買うこともできますが、設定はドイツ語ですしわりと高価なので日本から持ってきたり送ったりしている人も結構います。
洗濯ネット
ドイツの洗濯機は稼働時間が日本のものより長いものが多いので、衣類が傷みやすいんです。
本番着など大切な服が破れてしまわないためにも、必ず洗濯ネットを使用しています。
ドイツのドラッグストアなどで売っているところもありますがあまり見かけない上に、あっても500円ぐらいしたりと、結構割高。
日本では100円均一で買えるので日本からいくつか持っていくことをおすすめします。
ラップケース
ドイツで料理する際に何がストレスかと聞かれれば、「ラップが切れないこと」と答えるぐらいドイツのラップは切れません。
そして切れないので強く引っ張ると紙のラップケースがすぐに壊れ、最終的に刃の部分も取れてハサミで切らなければいけなくなります。
日本のラップに慣れているととてもイライラするので、みんなラップケースを持ってきています。
ラップを使わない人、別に必要性を見出さない人には要らないかと思いますが、あると時短に、ノンストレスなので便利です。
ヘアケア用品
日本の水は軟水ですが、ドイツは硬水なので水質がかなり違います。
アジア人が硬水で髪の毛を洗うと、抜け毛がひどかったり髪質がかたくなったりします。
ファンデーション
これは男性には関係ないかもしれませんが。
日本人の肌のベースと、ヨーロッパの白人の肌は色素の濃さが違うので、ヨーロッパで売られているファンデーションは色味が中々合いません。
これまたお金を出してブランドコスメを買えるのであれば色のバラエティも豊富なので問題ないかと思いますが。
肌に合わなくて荒れてしまうと治すのに一苦労、自分に合うものを探すのにも一苦労なので、愛用しているものを日本から持参するのが安心ですね。
マスク
マスクはこのご時世だれもが必要としていますが、声楽家の人はとくに持っていくべきものの一つです。
ドイツでは日本のようにマスク文化がなく、マスクをしているとGrippe(インフルエンザ)やそれ以上の重病患者だと認識されてしまいます。
ウイルスが流行でもしない限りつける人はいないので、需要がない分普通のマスクが中々手に入りません。
手術用の医療マスクは売っていますが。
なので保湿のためにも予防のためにも日本からストックを持っていくことをおすすめします。
まとめ
ドイツで役立つもの、ドイツの音大で役立つものを紹介してみました。
ラップケースに関しては音大生に関係なく使う物ですが。笑
これだけ揃えておけばドイツでも最低限困らずに音大生活を送れると思いますので、ぜひ参考にしてみてください♪
また、日本からドイツへ荷物を送る方法や海外への引越し方法に関しては以前の記事でシェアしているので、そちらもぜひ読んでみてください。↓
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