日本から海外へ荷物を送る3つの方法【発送方法/インボイス】

クリスマス・年末が近づいてきたこの頃、プレゼントや仕送りを送られる方が多いかと思います。

かくいう私も年に1度、両親から食材や冬の必需品などを送ってもらうのですが、その際に使用している方法をご質問いただいたのでシェアしたいと思います。

海外移住や留学の開始に向けて荷物を送ろうと思っている人に参考になればと思います!

※ここでは小包やレターパックで送れる小さなサイズの物ではなく、大きい荷物を送る方法について紹介していきます。

まず主に日本から海外へ荷物を送る方法は以下の3つ。

  1. EMS
  2. SAL便
  3. 船便

それぞれの利点・欠点と発送方法についてそれぞれ説明していますね。

1. EMS

一番早く確実に送りたいのなら、EMSを使いましょう。

これはトラッキング番号(追跡番号)がついているので、いつ日本を出ていつ現地国に着いて今どこに荷物があるのかなどを郵便局のHPから確認できます。

荷物は郵便局に持っていけば発送できます。

私はこの間11月27日に日本から発送してもらい、12月2日にスイスの自宅へ到着したので実際5日で届きました。

2. SAL便

SAL便(サル便)EMSよりは時間がかかるものの、EMSよりは安くで送ることができます。

日本国内と到着国内では船便として扱われ、国間の移動のみ航空便となるのがSAL便です。

船便より早く、EMSより時間がかかりますが、私が前回使用した際は約2週間で届きました。

そこまで急がない場合はSAL便で送ることをおすすめします。

SAL便も郵便局から発送手続きできます。

3. 船便

船便は最も時間のかかる方法ですが、それ故に一番安い送料で送ることができます。

約1〜3ヶ月かかりますが、留学を始める際などにオフシーズンの衣類やすぐに使わないものなどを入れて送るのに適しています。

海外から引っ越しをされる際、家具などの大型家具などは船便で送ることが多いです。

船便の発送も郵便局で受け付けています。

発送時に必要なインボイスとは

輸入輸出に詳しい方は聞いたことがあるかもしれませんが、日本から海外へ荷物を発送する時、インボイスという書類を作成しなければいけません。

インボイスというのは、発送する内容物の名前個数値段重さなどを記した書類のことで、海外の税関を通る際に必要になるものです。

私の両親は輸入輸出関係の仕事をしているので非常に詳しく、いつも仕事の延長のような感じでインボイスを作成してくれます。

インボイスの書き方

インボイスの書き方は以下の郵便局のHPから確認できます。↓

https://www.post.japanpost.jp/int/use/writing/invoice.html

フォーマットもダウンロードできるので、ダウロードして記入し、印刷して使用しましょう。

大事なのは、物の個数や金額を正確に書くということ。

税関で引っかからないための対策

無事荷物が無事入国したはいいものの、なかなか家に届かないことがあります。

その場合、その町の税関に預かられていて取りに来なさいという通知が届くことがあります。

そうなれば実際に税関に行って荷物を確認しなければいけません。

税関に引っかかってしまった際の対応は3通り。


  • 開封して問題がなければそのまま持って帰れる
  • 開封して問題があれば税金を支払って持って帰る
  • 日本に送り返してもらう

 

税関に引っかかる理由としては、インボイスの不備や金額が所定以上の物だったり、問題なくてもランダムに抜き打ちチェックのため引っかかることもあります。

税関に引っかかるかどうかは運といいたいことろですが、

実は税関に引っかかりにくくする方法があります。

ちなみに私の周りの留学友達は何度か引っかかっていますが、私自身は一度もありません。


  • インボイスを正しく記入する
  • 荷物を厳しく梱包し、最後に紐で縛っておく

 

この2点をきっちりやることで、税関に引っかかりにくくなります。

また、シーズンでいえばクリスマス前後は比較的引っかかりにくいです。

というのも世界各国からクリスマスプレゼントなどが大量に送られてくる一年で最も忙しい時期だからです。

Christmas present」と書いておくと確実だと聞いたこともあります。

また、税関に出向く際はパスポートを忘れずに持って行ってくださいね。

日本から関税を払わずに送れる上限額

荷物の総額によっては、関税を払わなければいけない場合がありますが、

内容物の総額が45ユーロ以内の物については、贈り物や個人の私物を自身で送る場合であれば関税はかかりません。

商用目的だと関税がかかってきますが、個人で使用するものについては45ユーロ以内の認められた内容物である限り関税はかかりません。

詳しい規定、情報については大使館のHPから確認できます。

ドイツ連邦共和国大使館のHP↓

https://japan.diplo.de/ja-ja/service/post/2208200?openAccordionId=item-2208230-3-panel

日本から送ってはいけない物

日本から海外へ発送できない物おあります。

薬などの医薬品や肉製品や植物などは送ることを禁止されています。

細かな禁制品については以下の郵便局や各国大使館のページから確認できますので、心配な場合はあらかじめ確認してから発送するようにしましょう。

https://www.post.japanpost.jp/cgi-kokusai/nonmailable_articles.php?p=3&cid=6

体験談

留学仲間のピアニストが卒業試験のためのドレスをご両親に頼み日本から送ってもらった際、税関にひっかかってしまい、試験当日の朝、税関まで行かなければいけなくなりました。

引っかかった理由は、お母様がインボイスにドレスを買った時の正規の値段を記入していたため、総額が20万円ほどと記入されていたからです。

友人は税関で荷物を開封し、新品の物でない旨を説明してなんとか税金を払わずに受け取ることができたそうです。

また別の友人は、親御さんが洋服と共に風邪薬を同封してしまい、薬だけが抜かれて届いたそうです。

最後に

日本から荷物を送ってもらう際には以上の点に気を付けてみてください!

船便は中々届かない上に送り返されてしまったという話も聞いたことがあるので、個人的にはできればEMSかSAL便で送ることをオススメします。

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