電子辞書
最近では紙辞書より電子辞書を持っている学生の方が多いのと思いますが、ドイツ語の電子辞書を持つメリット・デメリットやどのような機種があるのかを紹介していきます。
メリット
- スピーディーに調べられる
- コンパクトなので持ち運びしやすい
- 音声機能があるので発音を確認できる
- 独和・和独以外にもいろいろな辞書が集約されている
- その他のさまざまなコンテンツが搭載
デメリット
- 価格が高い
- 電子機器なので、寿命がある
- 書き込みやマークができない
1. カシオ Ex-word
私が愛用している電子辞書です。
こちらには、独和大辞典、アクセス独和・和独辞典、Oxford German Dictionary(独英・英独辞典)、Duden(独独辞典)が収録されています。
以前使っていた電子辞書にはアクセス独和・和独しか入っていないものだったので、すべての単語がカバーされている訳ではなく、中級以上の勉強で不便に感じることがありましたが、
こちらのEx-wordに変えて独和大辞典とDudenが追加されたことで、「調べても出てこない単語」というのが無くなりました。
また、英独・独英や日英・英日辞典など英語学習コンテンツも入っているので、英語とドイツ語を学ぶにはこれ一つで事足ります。
ちなみに辞典以外にも、「ゼロから始めるドイツ語」「口が覚えるドイツ語」などの勉強本、旅行の際に使える「ひとり歩きの会話集 ドイツ語」も収録されています。
詳しい収録コンテンツについては公式HPからチェック↓
https://casio.jp/exword/products/XD-SX7100/
自分の持っている電子辞書に追加する
すでに電子辞書をもっているけど、ドイツ語の機能入っていないという人は多いと思います。
中学や高校の時に使っていた辞書をもっていれば、本体から買い直さなくてもデータだけを追加して使えるようにすることも可能です。
カシオとシャープの両方から追加コンテンツのCD-RやmicroSDカードが販売されています。
自分の持っている電子辞書が対応機種かどうか確認する必要がありますが、古いものでなければ追加できるものがほとんどです。
カシオのドイツ語追加コンテンツ・対応機種
2. シャープ Brain PW-SB7
シャープの電子辞書には、カシオのように「ドイツ語用」「フランス語用」などといった各語学に合わせた機種というのは販売していません。
英語以外の外国語の辞書を使いたければ、本体の他に「追加コンテンツカード」を購入し、本体に挿入して使います。
なので逆にいえば、シャープの辞書本体をすでに持っている人はコンテンツカードを購入するだけで使えるようになります。
対応機種については公式HPからチェックを↓
https://jp.sharp/edictionary/feature/increase/
シャープのドイツ語追加コンテンツ
シャープの電子辞書Brainに追加できるドイツ語辞典は「クラウン独和辞典」「新コンサイス和読辞典」の2つです。
ドイツ語を第二外国語として学ぶ文には事足りると思いますが、専門に勉強する、または資格をとるために勉強する人には少し手薄かもしれません。
カシオとシャープどちらがおすすめ?
ドイツ語を専門に勉強するなら、カシオ一択です。
収録されているコンテンツも豊富ですし、もし今後他の言語を学びたくなった場合に新しい言語の辞書を追加コンテンツとしてmicroSDで入れることもできます。
⚠︎microSDカードの挿入口は一つしかないので、追加できる数に限度があるためです。
そこまで専門にするわけでないのなら、シャープかもしくは他のもっと機能の少ない低価格な電子辞書でも十分使えます。
その他の電子辞書
私が一番初めに使用していた電子辞書です。
英和・和英の他に、
- アクセス独和辞典
- 郁文堂和独辞典
- Collins Easy Learning German(独英・英独)
が収録されています。
B1の試験勉強まではこれで十分間に合っていました。
大学で第二外国語をとっていた姉から譲り受けたものでしたが、とっても重宝しました。
ちなみに旅行で使えるフレーズが載っている「旅行会話 ドイツ語」も入っています。
紙辞書
読書でも紙派と電子書籍派に分かれますが、辞書でも同じで
これだけ便利な電子辞書やアプリなどが出てきてもなお、紙辞書を好んで使う人もいます。
実は、紙媒体での情報の方が脳に記憶されやすく学習効果も高くなると言われています。
また辞書をひく過程で出てきた別の単語を覚える機会にもなるので、これからドイツ語を勉強し始めるぞ!という人にはおすすめできますが、
やはり調べるのに時間がかかるので上級者には不向きかもしれません。
メリット
- 価格が安く、手に入れやすい
- 脳に記憶されやすく、学習効果が高い
- 書き込んだりマークができる
- 壊れることがないので、長持ちする
デメリット
- 重くてかさばるので、持ち運びには不向き
- 辞書をひくのに時間がかかる
- 音声が出ないので発音は発音記号でしか確認できない
クラウン独和辞典
多くの大学で推奨されているドイツ語の辞書です。
私も大学で第二外国語としてドイツ語を勉強し始めたときに使っていた最初の辞書です。
独和大辞典
使える?辞書アプリ
最近ヨーロッパではみんなスマホアプリの辞書を使っています。
そもそも「電子辞書」というのを持っているのは日本人だけで、授業に電子辞書を持っていくと、「それは小さいパソコン?」とよく聞かれます。笑
日本人以外の学生はみんなスマホの辞書アプリで調べているようです。
日本の大学ではまだお堅い先生がいて、「授業中にスマホをいじるなんて!」と注意されてしまうなんてこともざらにあります。
その辺の心配がなければ辞書アプリはとっても使えます!
メリット
- すぐに調べられる
- インストールするだけですぐに使い始められる
- スマホ・タブレットなど複数のデバイスで使える
- 家族で共有できる
デメリット
- 電源が切れると使えない
- スマホやタブレットの使用が許可されていない場では使用できない
- 授業中にスマホをいじっているとサボっていると誤解されることがある
アクセス独和・和独
小学独和大辞典
無料の辞書ツール
Duden(独独辞典)
Dudenはドイツでは最も有名と言っても過言ではない、信頼のおける辞書で、ドイツ語の正しい綴り字を決定している正書法辞典でもあります。
実はこれ、Dudenのサイトから誰でも無料で使うことができるんです!
独独辞典は独和・和独と比べて日本人は一番使う頻度が少ないと思います。
アプリで独和・和独を持っておいて、独独辞典が必要になったときにはDudenのサイトへいって調べるのが一番お得で便利な活用方法ですね。
ネットの翻訳機能は?
最近はGoogle翻訳などで、単語でも文章単位でも自動翻訳ができますが、実際に辞書と同じように使えるかといえばNoです。
文章を翻訳するにはとても便利ですが、あくまでも自動翻訳なので毎度正しい意味で適切に翻訳されるとは限りません。
また辞書とはそもそも「単語の意味を調べるツール」として使用するものです。
ひとつの単語にも意味や使い方がいくつかあるので、例文なども閲覧して、その単語の正しい使い方を学ぶ必要があります。
したがって、翻訳ツールでなく辞書としての機能があるものを使った方がいいですね!
結局、一番おすすめの辞書は?
ここまで3つの媒体の辞書を紹介してきましたが、実際どの辞書が一番おすすめかというと、
電子辞書のカシオEx-wordです。
クラウン独和辞典、独和大辞典、Oxford German Dictionaryなど主要なドイツ語辞書がすべて収録されているのが電子辞書の魅力です。
これ一つ持っていれば買い足したり買い直したりする必要がなく、ずっと使えます。
また、高校などから使っているEx-Wordの辞書を持っている人は、その機種対応の追加コンテンツのデータだけを買ってCD-RやmicroSDカードからダウンロードしたら、ドイツ語辞典を追加して使えるようになります。
私は大学時代はクラウンの紙辞書を使っていて、本格的にドイツ語を学び出した時に姉からもらったアクセスの独和・和独だけ収録されたドイツ語の電子辞書を使っていましたが、
B1を取ってB2の勉強をしている時に、アクセスだけではカバーしきれなくなったので、カシオのEx-wordを買い直しました。
大学で第二外国語としてドイツ語の授業を受けるぐらいなら紙辞書か安い電子辞書またはアプリでも問題ありませんし、逆に本格的に勉強するならば絶対にカシオやシャープの電子辞書を持っておくべきです。
『今どき電子辞書なんて高いし重いし…アプリで全然いける!』という人もいますが、ドイツ語C1まで勉強した私からすれば、専門的に学ぶ人には必須ツールと言えると思います。
まとめ
- 第二外国語として勉強する→アプリ
- ドイツ語を専門に勉強する→電子辞書
- とにかく安く済ませたい人→紙辞書
自身の用途にあわせて選んでみるといいですね!
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