ドイツ語の日付の言い方【時を表すドイツ語その②】

前回、ドイツ語で時間の表現をシェアしましたが、今回はその他の時にまつわるドイツ語を紹介していきます。

年月日は、日→月→年の順番

日本語では、生年月日や賞味期限などの年月日の表記は、「2020年2月2日」のように年→月→日の順で記載しますが、ドイツ語はこの順番が逆で、日・月・年 と記載されます。

ちなみにアメリカでは月・日・年と日本ともドイツとも違うそう。

大事な書類や契約には必ず日付とサインをしますが、その際に間違えないように気をつけましょう。

西暦の表し方

「〇〇年に」という表現は、im Jahr 〇〇 と書くのが基本ですが、大体の場合は“im Jahr”が省略されて、そのまま数字だけ書きます。

「私は1990年生まれです。」

  • Ich bin im Jahr 1990 geboren.
  • Ich bin 1990 geboren.

4ケタの数字の読み方・規則についてはこちらをチェック!↓

月と季節

1月〜12月

ドイツ語では、英語と同じで各月に名前があり、日本語のように数字で1月、2月、3月…と数えることはしません。


  • 1月 Januar
  • 2月 Februar
  • 3月 März
  • 4月 April
  • 5月 Mai
  • 6月 Juni
  • 7月 Juli
  • 8月 August
  • 9月 September
  • 10月 Oktober
  • 11月 November
  • 12月 Dezember

「何月に」という表現をする時は、前置詞 imを使います。

「1月に」= im Januar

季節

春夏秋冬、季節を表す時も、前置詞 imを使います。

  • im Frühling 春に
  • im Sommer 夏に
  • im Herbst 秋に
  • im Winter 冬に

曜日の表し方

  • 月曜日 Montag
  • 火曜日 Dienstag
  • 水曜日 Mittwoch
  • 木曜日 Donnerstag
  • 金曜日 Freitag
  • 土曜日 Samstag
  • 日曜日 Sonntag

曜日を表すには、前置詞 am を使います。

「月曜日に」 am Montag

ドイツ語で「曜日」はWochentag

曜日と合わせて覚えたい表現

  • 毎週 jede Woche
  • 今週 diese Woche
  • 先週 letzte Woche
  • 来週 nächste Woche
  • 平日に am Alltag/ in der Woche/ unter der Woche
  • 週末に Wochenende

「毎週○曜日に」という定期的な事柄を伝えるには2通りの方法があります。

「毎」という意味の形容詞、jedenをつけるか、曜日の頭文字を小文字にし語尾に−sをつけ副詞化することによって、「毎週○曜日に」と言うことができます。

例)「毎週土曜日に」

  1. jeden Samstag
  2. samstags

例文

今日は何曜日ですか?

Welcher Wochentag ist heute?(ヴェルヒャー ヴォッヒェンターク イスト ホイテ)

今日は月曜日です。

Heute ist (der)Montag.(ホイテ イスト [デア] モンターク)

あなたは何曜日に来ますか?

An welchen Tag kommen Sie?(アン ヴェルヒェン ターク コムスト ドゥー)

土曜日に行きます。

Ich komme am Samstag.(イッヒ コメ アム ザムスターク)

先週はベルリンにいました。

Letzte Woche war ich in Berlin.(レッツテ ヴォッヒェ バール イッヒ イン ベルリン)

平日は忙しいけど、週末なら時間があります。

In der Woche bin ich beschäftigt, aber am Wochenende habe ich Zeit.

毎週日曜日は映画館へ行きます。

Samstags gehe ich immer ins Kino.(ザムスタークス ゲーエ イッヒ インマー インス キノ)

日にちの表し方

1日〜31日までの日にちを伝える時は、


前置詞 am+(序数)en


の形を使います。

1の序数はerst–ですが、前置詞 amのあとは3格(Dativ)がくるので、語尾にenをつけて、

am ersten

となります。

*ちなみに数字を使って日付を書く場合は、序数ということがわかるように、数字のうしろに .コンマ)をつけます。

「1日に」am ersten= am 1. 「15日に」am fünfzehnten= am 15.


  • 月と日付を一緒に書く場合は、am ersten Januar/am 1. Januar
  • 年も一緒に書く場合は、am ersten Januar 2020/am 1. Januar 2020

となります。

このとき月と年の前に前置詞は必要ありません。


ドイツ語の序数については前回の記事で説明しています。↓

定冠詞使うとき【der/den】

日にちを表すとき、前置詞 amではなく、定冠詞derやdenを使う場面は主に3パターンあります。

①今日の日付をいう

例)「今日は1月1日です。」

Heute ist der 1. Januar.

②契約書などのサインする

また、契約書にサインする時など、ドイツでは署名欄のとなりに必ず日付と場所を記載します。

その際、必ず


den 1. Januar 2020, Tokio, 署名


といった形で書くことになります。

③「予約をする」という時

そして「○日に予約をする」という時には、

前置詞 fürden ○(日付)

を用います。

fürは4格をとる前置詞なのでderではく、denとなります。

「予約する」は、動詞“reservieren”以外にも、“einen Termin ausmachen”で言い表せます。

どちらもよく使いますが、後者は「アポをとる」というニュアンスになります。

「○日に予約をする」

  • für den ○(Datum)reserviert
  • für den ○(Datum)einen Termin ausmachen

例)「4月1日の予約をしています。」

  • Ich habe für den 1. April reserviert.
  • Ich habe einen Termin für den 1. April ausgemacht.

例文

その試験は6月20日に実施されます。

Die Prüfung findet am 20. Juni statt.(ディー プリューフンク フィンデット アム ツヴァンチクステン ユニ シュタット)

今日は5月8日です。

Heute ist der 8. Mai.(ホイテ イスト デア アハテ マイ)

私は15日に歯医者で予約があります。

Ich habe einen Termin für den 15. beim Zahnarzt.(イッヒ ハーべ アイネン テルミン バイム ツァーンアルツト)

前置詞のまとめ

  • 年:im
  • 月:im
  • 季節:im
  • 曜日:am
  • 日付:am
  • 今日の日付:der
  • 予約の日付:für den

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