みなさん風邪をひいてしまった時は、いつもどうしていますか?
日本では風邪薬を飲んだり、症状がひどいようであれば病院に行ったりするのが普通でしょう。
ですがドイツでは風邪に対する対処の仕方が全く違うのです。
というのも、そもそも薬は飲みませんし病院に行っても普通の風邪では薬を処方してもらえません。
そしてドイツではマスクをしている人は皆無で、そもそも日本のマスクのような物はドイツには売っていません。
あるのは医者が使う手術用マスクのみ。
ドイツやその他ヨーロッパでマスクをしていたら重い感染症患者であると認識されてしまいます。
そしてインフルエンザでも学校や会社に行って良かったりと、病気に関する認識は全く日本とは違います。
ドイツの風邪治療
では、薬もなしにドイツ人はどうやって風邪を治すのかというと、
ハーブティーを飲んでのど飴をなめる。
以上です。
えっそれだけ??と思われるかもしれませんが本当にこれだけなのです。
ドイツでは自然療法が意識されており、自らの自然治癒力を使って治すということを重視しています。
また、薬を飲むことによって治りが遅くなるとも。
たしかに薬は風邪の原因菌をやっつけるというよりも、喉の痛みやせきなどの症状を抑えるという効果があります。
体が菌をやっつけようとして出ている症状を薬で抑えてしまうことによって、結局は原因菌が完全に出て行くのを妨げてしまっているんですよね。
だからドイツ人は薬を飲みません。
ただ何もしないわけではなく、まずハーブティーをたくさん飲みます。
ドイツはハーブティー大国で、本当に何十種類ものハーブティーがスーパーに並んでいます。
胃痛用やのど痛用、生理痛用などと症状別にブレンドされたハーブティーまであります。
ハーブティーをたくさん飲んで身体をあたためて、さらにのどが痛い場合はのど飴をなめる。
それで寝ていれば十分といった感じです。
ドイツの会社では風邪を引いて病院に行けば病欠の書類を作ってもらえるので、割と気軽に休むことができるそう。
しかも病欠は有給に入らないそう。
日本人はそうもいかないから薬を使ってまで早く治そうとするのかもしれませんが。
私もドイツへ来て初めて風邪を引いた時、薬局へ行って薬を下さいと言ったら、熱がないなら薬はいらないわ。ハーブティーをのど飴を買って帰りなさいと言われ、薬を売ってもらえませんでした。
ですが薬局で買ったこののど飴というのがかなり効くのど飴で、6個なめるとのどの痛みがなくなるという魔法のような飴でした。
その飴のおかげでのど痛はすぐ治り、あとは鼻と頭痛が治るまでハーブティーを飲み続けました。
ちなみにその私が感動したのど飴はdolo-dobendanというもので、薬局(Apotheke)でのみ購入できます。
自然療法は実際どうなのか
ちなみにこの自然治療はヨーロッパ発祥だそうですね。
実際私は、薬を飲んだ時と飲まなかった時のどちらが早く治るかは正直わかりませんでしたが、薬を飲まないほうが体にとっては健康なので、それ以来私もドイツ流の自然療法をつかっています。
漢方や薬膳に似た考えのハーブティー療法、薬を飲めない妊婦さんなどにとってはとても良いですよね。カフェインも入っていませんし。
もし気になる方がいればぜひドイツのハーブティー、試してみてくださいね。
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