「これからの時代、英語を話せなければいけない」と言って子どもに英語を習わせる親御さんが増えていますね。
最近では小学校から定期的な英語の授業がおこなわれていますが、いったいなぜ子どものうちから習わせた方が良いと言われるのか、理由をご存知ですか?
今回は小さいうちに始めた方が良い理由とその根拠をご紹介します。
もし検討中の方がいれば、参考になればなと思います。
1. 記憶できる量が多い
人間の脳は若い時に学んだことは忘れにくく、大人になってから学んだことは忘れやすくできています。
おとなの脳にはすでにたくさんの情報がつめこまれていて、すべてを記憶しておくことができません。
大人の場合、新しいことを覚えるために何かを忘れなければいけない。
子どもの脳にはまだキャパシティーがたくさん余っているので、記憶できる量もスピードも子どもには敵いません。
そして忘れにくいという点でも暗記は子どものうちにしておいた方が圧倒的に有利なんですね。
吸収しやすく、抜けづらい
習得した言語を長期的に使えるという面でもできるだけ早く学んでおくに越したことはないですね。
2. 英語耳が育つ
こどもと大人の決定的な差は、「耳の良さ」です。
特に6歳までは聴覚が鋭く音感がつきやすい時期です。
絶対音感がつくのは遅くても6歳までと言いますよね。
この頃までに話しはじめた子どもはネイティブのイントネーションを正しく真似することができます。
大人にとってこれは大変な作業で、発音記号と照らし合わせて練習しなければ完璧な発音をするのは難しいもの。
例えば、日本人の苦手な「r」と「l」の聞き分け。
workとwalkを正しく聞き分けられる日本人はごくわずかです。こうした発音の問題も英語耳があれば起こり得ないこと。
もちろん大人になってから学んでネイティブ並みの発音で話せる人もいますが、かなりの苦労が伴います。
はたや、子どもが言語を学ぶときはまず「耳」から入ります。
人間は赤ちゃんの時から両親が話しかけてくれる言葉を聞いて、徐々に理解していき、やがては喋れるようになりますよね。
「読み書き」ができなくても「聞き喋り」ができる
そういった英語耳、ネイティブ耳を育てることができます。
3. 英語脳ができる
英語と日本語では基本的な文の構造がまるっきり違います。
語順を見ても、日本語はかならず動詞を最後にもってきますが、英語は主語のあとに動詞がきます。
実は英語だけではなく中国語やドイツ語、フランス語、スペイン語など、たくさんの外国語の基本的な構造は英語と似ているんです。
なのでドイツ人やフランス人にとって英語の習得はそれほど難しくはないんですね。
それも言葉の構造が似ているから、「英語脳」があるからです。
これを日本人が大人になってから養おうと思っても厳しく、できてもかなり時間がかかります。
英語脳があると、日本語にない概念も理解することができます。
幼い頃から日本語と並行して勉強を始めると、「日本語脳」と「英語脳」の両方を持ち合わせることができます。
「英語を話せる」のと「通訳ができる」とのとでは異なりますが、この通訳に必要な“瞬時に別の言語に置き換える”という作業がスムーズにできるようになる、
というのもメリットの一つですね。
完全にバイリンガルの人はどちらの言語で話しかけられてもすぐにその言語で返すことができますよね。
頭で考えることなく切り替えができるのは、大人になってからだと難しいですね。
4. 可能性が広がる
英語を学ぶことの利点は、単純に英語を話せるようになるということだけでなく、「国際的な視点を養うことができる」という点においても価値があります。
そして世界にはびこる様々な情報を正しくキャッチするためにも、国際的な視野をもつことは大事になってきます。
たとえ将来英語を使った仕事をしないとしても、もしなにかの分野で世界へ飛び出すとなった時に、言葉の障害なく色んなことに挑戦することができます。
また単純に英語ができると人生の選択肢も増え、世界の人々とコミュニケーションを取れると人生でできることの幅も広がります。
子どもの可能性は無限です。
子どものうちから選択肢の母数が多ければ多いほど、子どもの未来も開けやすいですね。
まとめ
幼児英語教育など子どもが幼い時に英語を習わせるメリットは、
- 一生忘れない英語を身につけられる
- 英語脳・英語耳が育ち、ネイティブ英語が身につく
- 国際的な視野を持つことができる
- 将来世界で活躍する可能性を与えてあげられる
大人になってから習得した私だからこそ言えることですが、せめて英語だけでも子どものうちに話せるようになっておきたかったです。
大人になってから習得するにはかかる苦労と時間がハンパないです。
「英語を話せない」ということにメリットはないので、迷っているならぜひ英語教育を始められることをおすすめします。
そして子どもにだけでなく、親御さん自身も英語を一緒に始めることも良いですね。
今回は子どものうちに習得するメリットについて紹介してきましたが、何歳からでも習得できないということはありません。
大人になってから習得するための勉強法は以前の記事でシェアしているので、これから始めたいと思っている方がいれば、ぜひそちらも参考にしてみてくださいね!
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